2006/06/05

Toys-フィギュア制作記_27


不慣れとはいえ、キャラクターの塗り分け自体はまあなんとかなった。が、心配したとおり、目を描くのがめちゃくちゃ大変で苦労した、というよりも、ほとんど描けず、形になってない。だいいち、筆で1cmのきれいな円さえ描けないのだから、不器用でガタガタ。こんなの商品にならん。ダメだこりゃ。う〜むむむ、ここまで来たのにと、一晩落ち込む。


翌朝、そうだ!インクジェットプリンタ用の「タトゥーシール」というのがあった!と思いついてコジマ電気へ直行。エーワンの「転写シール」を買ってきた。試してみると、なかなか良い。透明色なので地の色が透けてしまうが、淡い色の部分ならなんとかなる。または、下地にその部分だけ白を塗ればオーケー。とりあえず、試作品はこれでいいや。

あとで、昔パッケージデザインをやってたときに使っていた「クロマテック」というのを思い出した。特注のインレタみたいなもので、プレゼン用のダミー制作によく発注していた。糊付きの余白が無く、多色刷りで不透明(下地に白が刷ってある)。サンプルを取り寄せて貼ってみたら、最高にピッタリ。量産するときにはこいつを発注しよう。

2006/06/04

Toys-フィギュア制作記_26


ついに塗装へ。塗りやすいように棒をつけて適当な木切れに差してみた。見た目は楽しいんだけど、塗ってみたところ間隔が狭くて塗りにくい。


ハンズでラワン材を切ってもらい、3mmの鉄棒を差して個別に塗装できる台を作った。なかなか作業しやすい。

塗料はシンナー臭の無い水性アクリル系に決め、全部の色を作ってから作業開始。ところが、やはり水性アクリル系は乾きが遅いので重ね塗りに時間がかかるし、いつまでもベタつく。不用意に触ると指紋がベッタリつく。作業時間が長くなると、ホコリやゴミがどんどんくっついて次第に汚くなってくる。

おまけに、水性アクリル系はリキテックスみたいに乾けば塗り重ねても溶けないからラクと思っていたのに、下地の色がかなり溶け出してくる。アクリル系薄め液を大量に使うと派手に溶ける(アルコール分のせいだと思う)。これじゃあ、ラッカー系でやるほうがマシだ。

ラッカー系でやってみたところ、乾燥が早いので塗り重ねもラクだし表面が強いので気を使わなくてよくて疲れない。あと、ラッカーの上には水性アクリル系もエナメル系も重ね塗りできるけど、水性アクリル系の上にはどの種類の塗料も乗らない。やっぱりラッカー系なんだろうな。