2008/05/09

TENORI-ON


今日、行ったあるセミナーの懇親会で、目の前にあのTENORI-ONが!!
これを開発したヤマハの人が来てたのでした。

http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/index.html
http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/

TENORI-ONはメディアアーティストの岩井俊雄氏が考案した新しい電子楽器。10年くらい前に坂本龍一氏とのコラボレーションのコンサートを見に 行ったけど、そのときに碁盤のような板に光るポイントを置いていき、ポイントが音を奏で、次第に複雑になっていくみたいな作品を見たことがある。それが TENORI-ONの原型だそうだ。

最近、コルグのKAOSSILATORが面白そうとか話してたんだけど、僕自身は本格的なサンプラーのほうが興味あった。で、先日、TENORI-ONの発表のビデオを見て、こりゃいいなと。僕が考えてるその場でテクノを作りながら演奏ってことができるなあと。のんびりピコピコした音のデモが多いのでそういう音の楽器かと思ってたけど、普通にサンプラー的な使い方でかなり激しいクラブ系みたいなテクノもバッチリできそう。様々なプロミュージシャンのデモ演奏があるし、YouTubeなどにもそういった動画がアップされてたりする。atom heartが演奏した動画も間もなくWebに出るそうです(すでに出てました)。

ヤマハのサイトに詳しい説明があるけど、16のトラックがあり、それぞれに16パターンを記憶しておける。音色プリセットは256個(サイトによれば253 個。ノーマル音色: 239、ドラム音色: 14キット)、サンプラーとしても256個の音をSDカードで外部から取り込める(おかしいなあ、サイトによれば3音色??)。

筐体はマグネシウム(チタンだっけ?)の鋳物で、近くで見るとけっこう凄みがある。LED部分のボタンは梱包のプチプチをイメージした「触ってキモチイイ感じ」にしたそうだ。歴史に残る楽器を作ろうとのことで、50万円の電子ピアノ内蔵音源チップを採用するなどコスト度外視で作ってるとのこと。

僕もいじらせてもらいました。操作は左右のボタンの意味だけ教えてもらえばとても簡単。いろんなモードがあって楽しめる。音も迫力がある。本格的にいじって慣れれば、演奏者それぞれの得意ワザみたいのができるだろうから、何人かで連続して演奏したら楽しいだろうなあ。

5月12日発売、っていうか予約開始。イギリスでは先行発売されてるそうだけど、すごい人気で2ヶ月待ちらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=c3iJlW0BZVk&feature=related
↑ロンドンでの発表イベントの様子。
う〜〜ん。手で持つよりスタンドに取り付けてのパフォーマンスがカッコイイな。こりゃ、定番のパフォーマンス用楽器になりそうかも。

ヤマハのS氏の演奏↓

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

やっぱり触るとほしくなるかな?
shiro

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

shiroさんへ〜
正直言って、よく知る前はのんきな音が出るメディアアートの作品の製品化って印象だったけど、これすごいわ。気合い入ってます。よく練られてます。ウォークマンみたいに、日本が生み出した新しいジャンルの製品の一つになるんじゃないかな。新しい楽器の誕生にユーザーとして立ち会いたいって感じ。