2008/06/27

SPORE クリーチャークリエイター



僕はぜんぜんゲームはしないんだけど、ずいぶん以前、開発中のこのPCゲームの紹介をテレビで見たときにはひっくりかえった。SPOREはシムシティの作者が作った生物や環境にまつわるシミュレーションゲームらしいのだが、クリーチャーを作成する機能を取り出したものがSPOREクリーチャークリエイター。

SPORE 公式サイト内の「SPORE クリーチャークリエイター」


解説サイト、ビデオ有り


手足、目鼻口、胴体の形などを、用意されたパーツを組み合わせて作ったり、大胆にアレンジを加えたり色や模様をつけたりなどして、オリジナルのクリーチャーを作れる。アレンジ中にボーンも自動的についてくるらしいし、目や口などもくっついた瞬間からクリーチャーの一部として機能しているようだ。どうも、(用意された範囲内に限るのかもしれないけど)考え得るたいていのクリーチャーの形は作れてしまうらしい。

で、なんでこれの紹介のテレビを見てひっくりかえったかというと、まあ、わかるだろうけど、僕がいっしょうけんめいやってるようなことが、このゲームの中でいとも簡単にできちゃう。つまり、新しい生物をちょちょちょいのちょいでどんどん生み出せちゃう。こわいなあ。

まあ、SPOREで作るクリーチャーは、パーツのディテールがある程度キモになってるらしいのが救い。ディテール以前のプリミティブでどこまで表現できるか追求してる僕からすれば、SPOREは一工程後をやってることになる。別にあせる必要もないのだが、ずらりと並んだSPOREクリーチャーを遠目で見れば、僕のクリーチャーも似たようなもんで、やはりあせってしまう。キモカワ系でけっこうかわいらしいし。

実は、SPOREを知ったとき、TDWのキャラクターもパーツの組み合わせでできるんじゃないかと思って、パーツをライブラリ化しようと思ったことがある。でも、僕のキャラクターの場合、パーツを使い回しできるのは「三本指の手」くらいしかなかった。ああ、パーツの組み合わせでは無理なんだと安心したのであった。っていうか、こんなクリーチャー作成機能をCGソフトは取り入れてほしい〜。ボーンとかほとんど自動的だもん。

SPORE クリーチャークリエイターはアマゾンとダウンロードのみの販売で1575円だそう(ニンテンドーDSバージョンも準備中らしい)。さっそく無料の評価版をインストールしてみた(d3dx9_27.dllとかが見つからないとのことで、起動できない〜と思ったら、DerectXをインストールしたら大丈夫だった)。クリーチャーの作り方のヒントが満載なんじゃないかなと。

試しにPu-chanとTV-Dog的なものを作ってみた。う〜ん、評価版なので選べるパーツやオプションが少なすぎて、TV-DogなんかどこがTV-Dogかわからない。でも、Pu-chanはけっこうそれっぽい。パーツごとに色指定できないみたいなので、おおざっぱ。全部のパーツが使える完全版なら相当のことができそう。

今作ったばかりのクリーチャーをテスト画面で操作。笑ったり踊ったり、メロメロな動作したりあいさつしたり、バック転したり、タマゴからかわいらしい子供バージョンが出たり、すげーすげー! どう見ても、生きてる! まいったなこりゃ。

なお、この2枚の画像は普通に画面キャプチャしたけど、SPORE内に写真やムービー撮影ができるようになっていて、直接メールできたりする。また、SPOREのコミュニティみたいのにログインしていれば、発表やいろいろ交換できたりするらしい。

2008/06/26

グラフィック薄氷大魔王[141]オキシライド電池のパワー

キングパワーUだのアルカリ乾電池だの、新しい種類の乾電池がときたま出てくる。10年前くらいからうちの電池はニッケル水素充電池ばかり。最近、自然放電が少ないと評判のSANYOのエネループに総取っ替えした。せっかく充電しておいたのに、いざ使うときには半分以下になってるみたいなことがなくなり、安心して電池をストックしておけるようになった。

先日、サンドペーパーを取り付けて使う往復運動式の電動ヤスリ(仕組みとしては強力な電動歯ブラシみたいなもの)を使っていたとき、エネループ単四電池の充電済みストックが切れた。探してみたら、コンビニで衝動買いしたまますっかり忘れていた単四のオキシライド電池を発見。

使ってみてびっくり! 普通の電池が100のパワーとすると、オキシライド電池は体感150〜200くらいのパワー。モーターの力強さがぜんぜんちがう。今まで強く押し当てると止まってしまう程度のパワーだったのが、先端を手でつかんでも止められないほど。そりゃ、こんな強力な電池を160本も束ねたら、人が乗った飛行機だって飛ぶだろうって納得。

じゃあ、オキシライド電池をまとめ買いしておこうと・・・・・・・
(続きは「日刊デジクリ/グラフィック薄氷大魔王」で)

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2008/06/22

piyora、発売開始

piyora、昨年の夏に複製したまま止まってましたが、ようやく完成しました。One up.FACTRONオンラインショップで販売してます。(2008/07/09追加)

One up.

FACTRON ONLINE SHOP








ピンク、グリーン、ブルーの3色。それぞれ17〜18個制作しました。売れ行き次第で30個までは作るつもりです。というわけで、各色限定30個です。サイズは長さ90mm、高さ60mmくらいです。
Size= 90mm x 58mm x 60mm
価格=各 ¥12,000(税込)

昨年 の春、Pixologic社のノベルティとして、CGソフトZBrushのロゴ入りバージョンを他のフィギュアと同時に10種類各10個ずつ作成しまし た。今回のpiyoraは、その10種類のフィギュアで初めて発売されるものになります。

先日、タミヤプラモデルファクトリーの話で、エ アブラシ作業を中止したと書きましたが、結局、下地の白以外は筆で手塗りしました。ラッカーを3〜4度重ね塗りしたのですが、一度塗るたびに細かいサンド ペーパーで気泡やホコリのゴミ等を取り除きつつ磨き、を繰り返してます。なので、筆で塗ったとは思えないくらいきれいな仕上がりになりました。

制作過程の記録などはブログのToysにあります。



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この白黒模様。SSS用のマスクとして作っていた画像をモデルに表示したら、あんまり面白いのでテクスチャカラーとして使ってみました。

2008/06/18

グラフィック薄氷大魔王[140]7年ぶりに発掘された初代ScanSnap

このところ、不要品やずっと使ってないものを引っぱり出して処分している最中。試し書きしただけの筆記具や紙、どうしても捨てられなかった思い出のガラクタ。時代遅れのパソコン周辺機器や使ってない機械。余りすぎのケーブル類や電源アダプタなど。

不要品整理と同時進行で、古い書類や切り抜きなどを細かく破ったりシュレッダーにかけて捨てている。契約書などの大切な書類は箱を用意して保存。切り抜きも選別して必要なものはスキャン。雑誌の特集ページを丸ごと残してあるものは、二度と手に入らない内容や写真だったりするので、捨てられない。普通のA4フラットベッドスキャナで何千ページもスキャンする気にならないし、簡単にデジカメで撮ってしまうのも惜しい。

あっそうだ! 数日前、不要な周辺機器類の段ボールに放り込んだばかりのScanSnapを思い出した。2001年に買って以来ほとんど使わずクローゼットの奥の奥に突っ込んであったのを数日前に見つけたのだった。最近ルー大柴氏がコマーシャルに出てるPFU/富士通のドキュメントスキャナで、fi-4110EOXという初代モデルだ(Windows専用)。

富士通ScanSnap

書類の束が見る間に吸い込まれる両面高速スキャニングはすごいんだけど、画質があまり良くなかった。当時、中途半端に試しで数百枚くらいスキャンしたけど、後でそれらの画像が役に立ったこともなく、・・・・・・・
(続きは「日刊デジクリ/グラフィック薄氷大魔王」で)

2008/06/11

グラフィック薄氷大魔王[139]自称SFファン時代

SFファンから"宇宙大元帥"として親しまれていた野田昌宏氏が亡くなった。僕が今こういう仕事をしているのに、少なからず影響のあった人物でした。

禁マンガ・アニメだった子供の頃、外で遊ぶ以外の楽しみといえばプラモデルとか何か作ったり、図書館の本を借りまくって読むことだった。子供向けにやさしく書き直されたSFもたくさん読んだ。もうほとんど何も覚えてないけど、割とハードなSF小説の代表作的もずいぶん読んでいたようだ。

という下地があった上で、高校1年のときのスター・ウォーズ上陸。関連本を買いまくったけど、主なものは野田昌宏氏監修だったし、そもそもスター・ウォーズのノベライズ小説は氏の翻訳だった。スターログ誌も買い始め、・・・・・・・
(続きは「日刊デジクリ/グラフィック薄氷大魔王」で)

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2008/06/04

グラフィック薄氷大魔王[138] 3つの新しいノート

あ、なんだあ、こうすりゃよかったんだ。と気がついた。
日刊デジクリに連載の「グラフィック薄氷大魔王」が配信された後で、同じ内容をブログに載せるのはダメという自分ルールを決めている。掲載前に間に合えば短縮したバージョンをブログに載せることもあるけど、今日は間に合わなかった。写真も撮ったのに、もったいないな〜、自分ルールを破っちゃおうかなと思ったら、普通に簡単な方法があった。

「続きを読む」ってやつ。これからそうします。

では今日の分です。


HPやDellのミニノートPCについても書きたいけど、今回は紙のノートの話です。最近、興味を引かれて入手した2製品+おまけの1冊。関連の記事を下にまとめてリンクしておきましたが、モールスキンのノートにあこがれるところから始まって、紙の手帳廃止宣言まで、紆余曲折ありました。

「紙のスケッチブックや手帳を人生の記録として残そうなどと思わず、デジタルを補完する道具としてだけペラ紙やメモパッドを使う」という考え方。半年以上続けてきた感じからすると、非常に有効。紙に描いたスケッチはスキャンしてフォルダにまとめ、Flickrにも上げておく。大切なメモはMail.appのメモに書き写し、.Macシンクする。最終的にMacとWebに全部入っているというのは安心だ。身の回りがスッキリしたような気がする。
(続きは日刊デジクリ「グラフィック薄氷大魔王」で)