2010/12/24

サンタ姿の「ひつじのしつじくん」「メイドのメイちゃん」

クリスマスなので、iコンシェルの「ひつじのしつじくん」「メイドのメイちゃん」がサンタのコスプレをしてます!

2010/12/22

■グラフィック薄氷大魔王[244] 暮れゆく電子書籍元年? 後編

■グラフィック薄氷大魔王[244]
暮れゆく電子書籍元年? 後編

吉井 宏
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(前編からつづく)・・・というわけで、僕は本をなるべくなら電子書籍として入手したいのです。

「紙の本のほうが優れている、紙の本は滅びない」と強く主張するのはかまいませんけど、それと「電子書籍はダメ」とこき下ろすのはぜんぜん別の問題じゃないでしょうか? 紙の本が大丈夫なら、電子書籍をやろうとしてる人の足を引っぱる必要はないでしょ。電子書籍が普及しないと困るっていう僕みたいな人もいるんだから放っといてよ〜。

●新しい電子書籍端末

SONY ReaderとシャープのGALAPAGOSが出てきましたね。渋谷の量販店で両方いじってきました。

SONY Readerは、先週Twitterで佐々木俊尚氏炎上騒ぎみたいなことになってました。まず、Macに非対応。どうも、日本語表示関連でフォーマットやDRMの問題があるらしく、しかたなくWindows対応のみでスタートせざるを得なかったらしい。おまけに他の国で売ってるモデルにはついてる通信機能もなく、Windowsでダウンロードした書籍をReaderに転送することしかできない。いくら事情があるからといって、これでiPadやGALAPAGOSに対抗しようって意味わからん。正直がっかりしました。

触ってみると、モノ自体はいかにもソニーっぽい外観デザインが僕好みでないものの、モノクロ画面はちゃんと読みやすいしページめくりもいい感じです。Reader Storeもオープンしてますが、パソコンなしでいつでもどこでも読みたい本を買えるようにならないとねえ。ちなみに、内蔵のペンで手書きメモもできます。絵も描けないこともないですけど、非常に遅いです。

SONY Reader < http://www.sony.jp/reader/ >

一方、シャープのGALAPAGOS。10.8インチモデルはiPadをちょっと長くした感じのデザインと存在感。背面も樹脂なので高級感はなく、日用品という雰囲気。電子書籍端末としてはいいんじゃないでしょうか。表示やページめくりにも不満はなさそうです。ホーム画面が本棚なので、本気の電子書籍端末って感じです。5.5インチモデルは、文字主体の本を通勤などで読みまくるにはいいと思いますが、ビジュアルの多い雑誌とかを見るには不向きかな。

TSUTAYAと組んだ電子書籍ショップも開店してます。まだ数は少ないです。マンガなんかいしいひさいちともう一人しかなかったりする。雑誌の定期購読のしくみがあったりするので、僕的には大GALAPAGOSのほうをそのうち入手したいと思ってます。

シャープ GALAPAGOS < http://www.sharp.co.jp/galapagos/ >

●電子書籍ストア

各電子書籍ストアの現在の書籍数についての記事『「Reader Store」と「TSUTAYA GALAPAGOS」の“蔵書点数”を数えてみた』。
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101218-00000015-zdn_pc-sci >

最初にしてはそこそこ数はあるんじゃないでしょーか。値段も紙の本より安い。雑誌のバックナンバーなど含めて数十万点くらいになってくれば、ようやく電子書籍時代の到来とも言えそう。

iPad用に電通がやってる「マガストア電子雑誌書店」ではいくつか買ってみました。他店同様、値段が紙の雑誌より安めなのはうれしい。MacFanやPenやSPA!もあるし、フリーマガジンもある。サムネール表示で全体をざっと見ることもできる。IDを取得しておけばパソコンでも見れる。ダウンロードが重すぎるのは不満だけど、このまま行ってくれれば紙の雑誌を買う頻度はかなり低くなってくるかも。

ただし、大きな欠点がある。メガストアで購入した雑誌には広告が載ってないのだ。広告ページが空白になってる! 契約の問題なんだろうけど、雑誌に広告が載ってないなんて、楽しみの半分くらいが失われてしまう。ってことは、紙の雑誌の半額でも高すぎるってことに。電子雑誌は広告バンバン載せて、タダでばらまくフリーペーパー化すればいいのにと思う。

< http://www.magastore.jp/ >

ソフトバンク系の「ビューン」は電子雑誌の定額制みたいなサービスで、なかなかイイです。40の新聞や雑誌が一ヶ月450円で見れる(全部見れないのもある)。Cover Flow表示もできるし、使い勝手も悪くない。さっき見はじめたところで、料金の払い方とかよくわからない。最初の30日は無料だそうなので、たぶん1月後半になればわかるはず。

定額制だとぜんぜん見ない雑誌にもお金を払ってるみたいな感覚があるので、ケーブルテレビのように、10雑誌300円みたいに範囲を決めて払うほうが気持ちいいかな。しばらくいろんな雑誌をペラペラめくってみましたが、一ヶ月450円で見放題ってのはものすごいインパクトある。何百円も払って単品の電子雑誌を買う気になれないかも。

ビューン < http://www.viewn.co.jp/ >

ところで、電子書籍端末ごとに電子書店ができて互換性がないのは消費者にとってはバカバカしいかぎり。でも、主要端末を2〜3台持てばほとんどの電子書籍をカバーできるとしたら、それでもしょうがないかなくらいには思える。だって、たとえば紙だと厚さ10メートルの1000冊が1台の端末で済むのと2台の端末で済むのでは、1cmくらいしか変わらないもん。

モノは考えようで、電子書籍端末が乱立とはいえ何十種類もあるわけじゃなく、代表的なものはたった数種類。その点、従来の紙の本は一冊ごとに機種が異なるともいえる。機種が異なるというのは、一台が二台を兼ねられないという意味で。

機種が変わるとそれまで買った本が読めなくなる、というのが電子本反対の根拠にされることがあります。現状ではその可能性は大いにあります。でも、そのための標準フォーマットでしょ。PDFやePUBの電子書籍は百年後の機種でも互換性は保たれてるはずだと思う。妙なプロテクトをかけてない限り。あと、先週書いたように、変にマルチメディア化せずシンプルに保つのが肝心。

また、Appleの電子書籍が検閲だの表現の自由を侵害とかの話もありますが、逆に考えれば、Appleは電子書籍の流通やデバイスを独占するつもりがない、ってこと。他社にもチャンスがいっぱいある。

あと、「海賊版放置、出版4団体がAppleに抗議」。これはおかしい。違法かどうか判断できるのは出版社と作者しかない。iTunesストアに載せるとき「これはパクリっぽいので却下」とかをAppleにしてほしいのかと。どこまでが「明らかに海賊版」でどこまでが「パクリで著作権侵害してる可能性」とかをAppleに判断してもらっちゃっていいのかと。今までと同じく
、自分で海賊版を発見し、自分で法的手段をとるだけの話。っていうか、遠い国の奥地に海賊版を調査しに行くわけじゃないんだし。そうだ、最初に見つけて報告をくれた人に少額の賞金でも出せばいいんじゃないかな。世界中で競って海賊版探しするぞ。

●電子書籍の理想型

電子書籍は紙の本を踏襲したページをめくるスタイルを捨て、巻物を手本にするべきだと思う。小説とかマンガとかの物語は、始まりから終わりまで一直線だから、巻物が適してると思う。ページで区切る必要はぜんぜんない。マンガは巻物に適したコマ割りを考えなきゃいけないけど。

雑誌やカタログなどの時系列が重要じゃないものは一枚の平面ってのがいいと思う。特に見せたいものは書籍を開いたときに中央付近にあればいい。大きな平面一枚で雑誌全部に相当、ってのは面白くてもさすがにキツイだろうから、特集とか連載とかの区分けで平面を別にしてもいいかも。巻物でも同様。

ページをめくるって断絶を越えるってことだから、極力なくす方向で。ウェブでも「次のページ」とかやってるけど、あれも意味ないと思う。スクロールは手間じゃないもん。っていうか、次のページを開くにはどこかのボタンを押しに行かなくちゃいけないけど、スクロールはホイールやタッチでひょいだし。

今は過渡期で、今まで蓄積した本のレイアウトデータを活かせばデザインコストが安く済むってのはあるだろうけど、これから新しく作る電子書籍は巻物か平面でおねがいします。

あと、画集や写真集などの作品集を閲覧するための20インチ以上で高画質の端末がほしいです。ポータブルでなく据え置き型でもいい。まあ、普通にタッチパネル式のパソコンってことになるんでしょうけど、やはりパソコンとは別の書籍専用機はほしいなあ。

●おまけ1

先日、資料として「普通のカジュアル服」を探してて見つけたニッセンのiPad用電子カタログ。オンラインだけで保存できないみたいなのが惜しいけど、Cover Flow表示でパラパラ見れて便利。電子書籍・雑誌に関わってる人はぜひ参考にしてほしい。単に縮小画像をページ順にならべてCoverFlowさせてるだけなので、大して手間はかからないと思う。この仕組みがない電子本・雑誌は「本」と名乗るのが恥ずかしいくらいになってほしい。

●おまけ2

吾妻ひでお「失踪日記」を自炊しようとして、カバーの裏に「発見した人だけ読める、裏失踪日記」発見! 検索するとけっこう出てきますけど、知らなかった人多いだろうな。スティーブン・キングの「ミザリー」のカバーをはずすと、小説中で主人公が書いてる小説の表紙が出てくるって仕掛けもあった。まあ、こういった編集者の遊びってあんまり好きじゃないけど、裁断のときにこういうのを発見できるのはおもしろい。

●おまけ3

iPad用の自炊PDF用ビュアーとして「i文庫HD」を使ってきましたが、いまだにPDF内検索もページのサムネールブラウズもできない。最近知ったビュアーでいいのがありました。「Bookman」という無料アプリ。大きなサムネールでページをブラウズできるし検索もできる。こちらに移し替え中です。

Bookman < http://itunes.apple.com/jp/app/id369540110?mt=8 >

【吉井 宏/イラストレーター】

ヤマト。しょうがないので見てきましたよ。ここでは感想は書きませんけど、「無尽蔵とも思えるほどのネタの宝庫」であることは保証します。これを見ずに忘年会や新年会に行くのは超もったいないです。必見!

今年の最終回なのに、直前に書きたい話題がドッと出てきた。年明け最初の回には賞味期限切れになっちゃうかな。

郵便年賀.jpの「今年の一文字」をやってみた。「2010年でTwitterで最もつぶやいた漢字」は「作」でした。そのまんますぎて納得せざるを得ない〜。
< http://yubin-nenga.jp/hitomoji/index.html >

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」販売中
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報 MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中
HP < http://www.yoshii.com > Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ > 

2010/12/15

■グラフィック薄氷大魔王[243] 暮れゆく電子書籍元年? 前編

■グラフィック薄氷大魔王[243]
暮れゆく電子書籍元年? 前編

吉井 宏
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(前置き。電子書籍の普及を待望する一人の消費者として、出版社への不満を過激っぽく書いたつもりだったのです。が、昨日の夜にやってた鈴木京香主演のドラマで「出版取次会社がt」)

先週の「カンブリア宮殿」は電子書籍特集、おもしろかった!元気が出た。電子書籍の会社を作った村上龍。従来の出版の枠から飛び出し、いかに未来を作っていくかチャレンジする人たち。坂本龍一が言ってたことが印象深い。「本や音楽を複製・販売するために巨大な設備や資本を持っていた従来の出版社やレコード会社は、複製や流通の仕組みが変わってしまうとその力は保持できない」。そりゃそうだ。今までやってこれた前提が消えようとしてるんだ。

それに引き替え、宝島社の「緊急出版 電子書籍の正体」は何でしょう? 「電子書籍はこういうわけで儲からず、出版社はやっていけない。やっても無駄です」。ネガティブなネタのオンパレード。iPadダメ、使い道がないとかの中高年におもねった週刊誌の記事を増幅したようなものも含んでます。

困難なのはわかってるけど、なんとかしようって話をしなくちゃいけないのに。紙の出版自体が息も絶え絶えなことをすっかり忘れちゃってるんじゃない? ある意味すでに彼らが答えを出してるじゃん。本じゃないものに社運を賭けてる出版社が、電子出版もダメですって言うのは「もう出版社は八方ふさがり、お手上げです」宣言になってしまう。

電子書籍普及には突破しなければならない難関がたくさんあるらしい。電子書籍化のための権利関係がグダグダ。そもそも出版の契約書がなかったりする。強烈なのは、「再販制度があるかぎり、紙と電子版の価格に極端な差をつけられず、電子版の最大の強み、流通コストがほぼゼロって点を活かせない」。

出版社や書店が頼みの綱の再販制度をあきらめないかぎり、つまり「一回死んで下さい」ってのを受け入れないかぎり、電子書籍は普及するためのスタートさえさせてもらえないってこと。これを越えるのは絶望的らしいです。

ところで、文字の本やマンガって、個人の力で巨大な世界を創造できる最小のスタイルだと思う。最近では映画や音楽やアニメーションもなんとか個人で作れるようになってきたけど、基本的に個人で無理なく作れるのは本やマンガでしょう。造語してみるなら、ピュア・コンテンツとかナノ・コンテンツとかそんな感じ。

本やマンガはいろんなものが無数に泳いでいる大洋みたいなもので、そこから映画やテレビなど資本があるメディアが漁師のように釣り上げていくみたいな形。本やマンガ自体に巨大な資本は似合わないかも。電子書籍で敷居が下がれば、今までは出版されなかったコンテンツも出てくるかもしれない。もちろん玉石混淆なので、評論家やナビゲーターは今以上に必要とされてくるでしょうね。質を高めるための編集者だって必要。

その意味で村上龍の「歌うクジラ」のように音楽をつけてみたりマルチメディア的仕掛けを仕込むのは、ちょっとちがうかなと思うし、1500円は高すぎる。技術的にも資金的にも、できるだけ制作のハードルを低く、値段を安く保っておくことが、いいコンテンツをたくさん世の中に放流することになるんじゃないかと。小説に音楽をつけたりマンガに音や動きをつけてしまうと、最もシンプルに成立していた分野を、不完全で貧乏くさいメディアにしてしまう。フォーマットの互換性も減る。

あと、どこでもエコエコ言ってるのに、返本率が4割で裁断される紙の無駄や流通・運送のガソリンや排気ガスやトラックのことについて誰も触れないってどういうこと?なんかタブーになってます? 返本率は実際には9割以上って話もある。本や雑誌を買っても読むのは一部だし、新聞だって全部読んでる人なんていない。送られてくるDMやカタログなんて開封さえしなかったりする。とすれば、字や写真が印刷された紙のうち、人の目に触れずに廃棄される紙は、ほぼ100%なんじゃないかと。

裁断・スキャンのサービスの会社を小池栄子が取材中、段ボールにカンブリア宮殿の本を発見。「裁断されちゃうのか。でも、一生残したいから電子化するんですよね?」。そそそうなんだよ〜。自炊で本を分解してスキャンして捨てるのって、一見ひどいことしてるようだけど、大切だから電子化してるんだよ〜。

紙の本が完全になくなることを望んでいるわけじゃないです。でも、わざわざ紙に印刷する必要のないものはどんどん電子化してほしい。子供の絵本まで電子書籍だけになってしまったら、どんなにつまらない世界になることか。

僕の望みはただ一点。本や雑誌の物理的なサイズや重量や制約から解放されたいだけです。主にスペースと検索の問題。昨年の引越の前、大げさでなく段ボール数十箱分の本を処分しました。一昨年にも約400冊。処分ってのは古書店に売ったってことですけど。その前はデザインやCG関連本・雑誌を数百冊、何度かに分けて専門学校に寄付。

いらないからポイッてわけじゃないよ。スペースさえゆるせば一冊も手放したくないに決まってる。手元に置いておきたいとか、勉強したかったり役に立ちそうだと思ったからその本をお金を出して買ったわけで。まあ、いつか資料になりそうだからと買った本が役に立ったことはあんまりないけど、本ってのは見つけたときに買わないと絶版になってしまう「生モノ」なので買わざるを得ない。

そうやって買った本が居住空間を浸食。本棚にも入らないし床は山積み。スペースがないから新しい本を買うのを躊躇する。そんなのぜったい良くないじゃん! 「あの記事はどこだっけ?」、探す気が起きないし、見つけられない。本格的な「自炊」を始めたのは最近だから、以前処分した大半の本の中身は本体といっしょに泣く泣くバイバイ。裁断すると古書店に売れなくなるというジレンマもある。

(後半へ続く)

電子書籍について書き放題してたらメチャクチャ長くなってしまったので、ツッコミどころを残したままなのは不安ですが前編と後編に分けました。年内最終号の来週は後編。

●おまけ

App Storeの電子書籍を物色してたら、「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」がブックカテゴリーの売り上げトップだ。ベストセラー本の電子版ってどんなレビューがついてるのか見てみようとクリックしたら、タイトルの右側がカーソル・オンで購入ボタンになってて押しちゃったじゃないか〜〜!!!!

直前にアプリのアップデートをしていてパスワード等打ち込み済みだったので、購入ボタン押したら、即購入ダウンロード。書店で買おうか迷ってた「もしドラ」でよかったものの、ぜんぜん関係ないアプリだったら怒りまくるところ。まあ、「もしドラ」、紙の本が1680円に対して、電子版が800円。値段設定はなかなか良いと思う。僕のアプリ「REAL STEELPAN」も間違ってみなさん購入ボタンを押してほしいです。

【吉井 宏/イラストレーター】

「それがせー」。浮ついて調子に乗ってしゃべってると「それがさー」と「それでね」がどっちつかずになって「それがせー」って言ってしまって恥ずかしい思いをすることがある。もうひとつ恥ずかしいこと。内容「A」を話すマクラや伏線として「B」を話しはじめたのに、なんで「B」を話し始めたか忘れてしまい、必死で思い出そうとながら「B」を話し続ける。ってパターン。単に気まぐれか空気読めないか頭おかしいヤツに見えてるだろうなあと思いながら。

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」販売中
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報 MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中
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2010/12/08

■グラフィック薄氷大魔王[242] iPad、半年使ってみてどうか?

■グラフィック薄氷大魔王[242]
iPad、半年使ってみてどうか?

吉井 宏
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ほとんど部屋で使ってます。部屋にはMacがあるので、iPadをわざわざ作業のメインに使うことはほとんどないです。主な用途といえば、昼食のとき横に置いて本を読んだり、衝動買いしたアプリを「おー!よくできてる〜!」「すっげ〜!」「だめだこりゃー!」と遊ぶのに使ってる感じかな。Youtubeもアプリもインターフェイスが使いやすいのでたまに見てます。

実用的によく使うアプリやないと困るアプリとしては、「写真」「ビデオ」「Evernote」「メール(gmail)」「YouTube」「i文庫HD」「SketchBook Pro」「TwitRocker」「FileMaker Go」くらいでしょう。もちろん実用以外でも好きなアプリは楽器アプリなどいろいろあります。

モバイル的には、打ち合わせなどに出かけるときにカバンに入れてはいますが、純粋にプレゼンや説明のツールとして使ったのは3〜4回程度かな。イーモバイルのWi-Fiもいっしょに持って行きますけど、メールチェックはケータイでできちゃうのでそれほど使ってないです。

大きなところでは、9月に海外旅行に持って行きました。無線LAN完備のホテルだったので、ウェブで翌日の調べ物をしたり、メールに返事したりし重宝しました。飛行機内でもずっと「自炊」した本を読んでましたが、そんな使い方ではまったく不足ないです。バッテリーも本当によく保ちます。

iPad。まだまだぜんぜん飽きてないです。もっともっと利用したい。映画やムービーも入れてあるし、自炊電子本も数百冊。iPadだけ持ってどこかに閉じ込められても、数年以上退屈しないかも。でも、素早い文字入力と細かいペン書きの点に限ると、実用的と言うには少々力不足。スタバとかに持って行って本気仕事できるかというと、ちょっとキツい。

●日本語入力について

ところでATOKのiPhoneアプリ「ATOK pad」。残念ながら、iPhoneやiPadのいろんな場面での文字入力で使えるわけではなく、エディタアプリであるATOK pad内でしか使えない。でも、iOS標準の日本語入力よりは効率上がるんじゃないかと。で、iPhoneだけかと思ったらiPadでも使えることに最近気がついた。さすがにATOKだけあって、変換効率は高い。とはいえ、画面キーボードでは限界がある。

で、Bluetoothキーボードを使ってみた。ATOK padで外付けキーボードは一応使えるのだが、使い勝手の点で無理矢理っぽいところが多いためか、正式には未対応だそうです。English(US)モードでないとキーボード入力可にできないし、英語と日本語の切り替えはキーボードからできず、画面タッチで選ばなきゃならないとか。

とりあえず、ATOK padと外付けキーボードがあれば、長文テキストを書くのもそれほど不自由しないです。でもATOK padの中でしか書けないのはツライ。ATOKと連携できるエディタアプリがあるそうなので試してみました。「Note & Share」と「Textforce」です。

TextforceはDropboxと連携。Dropboxに保存したり、Dropbox内のテキストを編集できる。失敗したり消しちゃったりしてもDropboxのWebアーカイブから復活できるので安心。Note & ShareはEvernoteと連携が便利。Evernoteに保存できるのは便利なんだけど、Evernoteのノートを開く方法と文字のサイズ調整方法がまだ不明。TwitterにもTweetRocker等を通して投稿できます。

でも、ATOK padと連携ってエディタアプリのなかでATOKが使えるようになるわけじゃなかった〜! ワンボタンで両者を行き来できるってことだった。ATOKがアプリ内で使えるんじゃなけりゃ、Evernoteやメモアプリに直接書くほうがいいじゃんね〜。失敗。おまけに、TextforceのほうはiPad未対応らしく、ATOK Padを利用できない! まあ、iPad版のATOK Padを待とう。

それでもATOK padのおかげでテキスト入力はずいぶんマシになりそうです。パソコンには及ばないけど、長文だってなんとか書ける。この原稿もiPad上のATOK padで3分の2くらい書いてみました。

ところで、ATOK pad画面キーボードは標準の画面キーボードと配列がずいぶんちがう。たぶん日本語入力を最優先に考えられているのだろうから、慣れれば使いやすくなるんでしょう。でも、ATOK以外のアプリで使うキーボードと配列が違うのは変だと思う。

標準画面キーボードについてAppleに要望2点! QWWERTY配列のキーボードを使う場合、日本語モードと英語モードのどちらを入力しようとしているかわかりにくい。一応、候補欄が出たり「return」が「改行」になったりするけどひと目ではわからない。モードによって画面キーボードの背景の色を変えてほしい。あと、画面キーボードをBluetoothキーボードと同等にしてほしい。上に数字キーが並び、英数・かなキーのあるJISキーボードに。サポート言語ごとにキーボードを用意するのは大変なのかもしれないけど。

●ペンと指の両方を!

iPad、筆圧に対応しなくていいから、電導スポンジやゴムじゃなく、まともなペンを使えるようにしてほしい。すばらしい機能を持つアプリがたくさん出てるのに、その機能を快適に使えないのは非常にストレスだ。WACOMのマルチタッチ&ペンのユニットを採用してくれ〜。

お絵描きソフトももちろん、手書きメモ系のアプリでペンを使いたい。使いやすい工夫がてんこ盛りだったり、本物の紙のノートのような凝ったデザインだったり、使いこなしてみたいアプリが山ほどあります。

「無印良品NOTEBOOK」というアプリがなかなか良い。絵を描くのとテキストを書くのを等価で扱えるノート的アプリでは最高かも。OSX版がほしいくらい。手書き文字をそのまま画像として貼り付ける機能が秀逸。「FastFinga」という手書き文字に特化したアプリがありますが、似たことをノートブック全体でできてしまう。つまり、絵の横に小さい手書き文字を簡単に追加できるんです。

そんないいアプリがいっぱいあるのに、満足に手書きができないなんて! なかったことにされてるタブレットPCは手書きメモやノートは非常に充実していて、十分実用になったのだ。iPadにもペン機能がほしい!

●マルチタスクについて

iOS 4.2になってiPadでもマルチタスクできるようになった。便利なのは確かだけど、ホームボタンをダブルクリックして起動中のアプリを選択という操作は、「ホームボタンを一個覚えれば、あとは見たまんま操作すればその通り動く、3才児にも使えるiOS」という特長を大きく損なったかもしれない。「ダブルクリック」という操作と、「今動いているアプリの他に裏で動いているアプリ」は直感的にわかりづらい。

アプリをちゃんと終了してから別のアプリを起動しないとキモチワルイという感覚もある。しばらくiPadをいじってると十数個のアイコンが並んでしまう。でも、ダブルクリックして下部に並んでるアプリは、全部が起動中なのではないそうだ。正確には、「裏で起動したままのアプリ」ではなく、主に「最近使ったアプリ」。

BGM的アプリやパフォーマンスを低下させない機能に限って、選択的に起動したままにしておくらしい。なので、ホームボタンを押して終了させたアプリは、基本的には本当に終了しているとのこと。マルチタスクで切り替わったように見えるけど、終了前の状態に復元されるだけ。そのあたり、iOSがパフォーマンスを低下させないようにちゃんとやってるらしい。

○おまけ WACOMのユニットを搭載したASUS製タブレット「Eee Note EA800」

モノクロでバックライトなしの、ペンによる手書きメモ専用タブレットのようです。マルチタッチはないみたいだけど、筆圧感知もあって書き味は悪くないらしい。こういうのがものすごく欲しいと思っていた頃もあったけど、紙でよくね?って思ってしまう。でも、ちょっと興味アリ。
< http://www.asus.com/product.aspx?P_ID=IrZFXz2AcdRvL7L6 >

【吉井 宏/イラストレーター】

MacのATOKで「1人」と書きたいとき、数字の1と「り」を打つと、ちゃんと「1人」と変換されてびっくりした!  「2人」も同様。他のFEPでもできるらしい。使い勝手を考えれば当然なんだろうけど、ちょっと感動した。ところで、期待された先週のNASAの発表前、ギズモードのコメントにあった「またビートルズだったらどうしよう?」ってのがおかしくておかしくて。

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●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報 MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中
HP < http://www.yoshii.com > Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >
Conflicting modification on 2010年12月6日21:15:25:
■グラフィック薄氷大魔王[242]
iPad、半年使ってみてどうでしょう?

吉井 宏
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僕はほとんど部屋で使ってます。部屋にはMacがあるわけで、作業のメインにiPadを使うことは滅多にないです。ときの使い勝手は大きなこと言えない。仕事関係で出かけるときにノートパソコンのかわりに持って行く感じですが、純粋にプレゼンや説明のツールとして使ったのは数回程度。
大きなところでは、9月に海外旅行に持って出かけたくらい。無線LAN完備のホテルだったので、ウェブで翌日の調べ物をしたり、メールに返事したり、その程度の使い方ですが、不足なかったです。

●日本語入力について

ATOKのiPhone版、iPadでも使えることに最近気がついた。キーボードで使えない。いちおう使えるのだが、使い勝手の点で無理矢理っぽいところが多いためか、正式には未対応ということになっている。
http://hitoxu.com/01276
ATOKでの入力は、環境設定でEnglish(US)を有効にしておく必要がある。画面のキーボードが日本語になっているとダメです。さすがにATOKだけあって、長文も一発変換!

画面のキーボードは標準のキーボードと配列がずいぶんちがう。たぶん日本語入力を最優先に考えられているのだろうから、慣れればATOK式キーボードのほうが使いやすくなるんだろう。でも、ATOK以外のアプリで使うキーボードと配列が違うってのは、いかにもきもちわるい。

画面キーボードについて要望!QWWERTY配列のキーボードを使う場合、今現在日本語モードと英語モードのどちらを入力しようとしているかわかりにくい。端っこのキーが「」か「」で見分けるしかない。日本語モードのとき、キーボードの背景の色が変わるとかしてほしい。

●ペンと指の両方を!

iPad、筆圧に対応しなくていいから、まともなペンが使えるようにしてほしい。数々のすばらしい機能を持つアプリが出てるのに、それらの性能を快適に使えないのは非常にストレスである。
あるいは、iOSの早期のOSXの統合とマルチタッチが使えるマシンを早く!
お絵描きソフトももちろんだけど、手書きメモ系のアプリ。無印良品NOTEBOOKがなかなか良い。手書き文字をそのまま画像として貼り付ける機能。●●というアプリがあるけど、それをノートブック全体でできる。
あるいはチャート式のアイディアプロセッサ的な●●というアプリ。Macのアプリでもここまでの使いやすさを実現したものはないかも。まあ、チャートを指でどんどん移動したりくっつけたりといった、マルチタッチならでは

いや、ほんというと、スタバとかへ行ってするのはアイディアスケッチとかじゃなく、企画など考えたりデジクリ原稿を含むテキスト書きが多い。思わずポメラがほしくなってしまったりする。MacBook Air 11インチをポメラとして使う!とか考えたりする。まあ、駆動時間が5時間ってことを考えると、やはりここでも13インチの優位は崩れないけど。

【吉井 宏/イラストレーター】

しばたさん、手塚治虫が描く女性、田中圭一の絵でも。

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」販売中
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
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2010/12/01

■グラフィック薄氷大魔王[241] 27インチシネマディスプレイでトホホの嵐

■グラフィック薄氷大魔王[241]
27インチシネマディスプレイでトホホの嵐

吉井 宏
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Apple LED Cinema Display 27インチ。9月半ばに発売になってましたが、ちょっと遅れて先月半ばに購入しました。Cinema HD 23インチで十分とは思ってたけど、3DCGの作業はやはり画面が大きいほうがはかどる。27インチシネマは2560x1440ピクセル、30インチシネマより上下がちょっと狭いだけの広大な画面。なのに比較的安い。アップルストアで実物も確認したけど、持って帰るのはキビシイのでWebのアップルストアで購入しよう!

●トホホ1 Mac Proで使えない!
ところが購入ボタンを押す直前に問題発覚。僕の2008年型Mac ProにはMini Display Portがないため接続できないのだ。まあ2000円くらいで変換アダプタがあるだろうと思ったら甘かった。DVIポートをMini DIsplay Portに変換するアダプタは1種しかなく、2万円近くする。Mac Proは1〜2年以内に買い換える予定なのに、そんな高いアダプタは買う気がおきない。

でも、27インチシネマは買う気満々のままなので、まあいいや、17インチMacBook Proに繋いで使おうってことでとりあえず注文。届いてさっそく使ってみたところ、これはイイ!最高のディスプレイだ。広大で美しい画面!スピーカーの音も悪くない。接続も簡単。非常に快適。

あんまり快適なので、メインマシンのMac Proでどうしても使いたくなってきてしまった。「DVI to Mini Display Port Converter [AT-DP400] 」 という変換アダプタを購入。電源供給にUSBを一個ふさがれるものの、すんなり接続完了。これはすばらしい! modoなんか、目の前に大きな空間がポッカリ開いてモデリングしてる感じ。じゃあ、この広大な画面でBootCampのXPの3ds Maxをいじったらどうだろう?

●トホホ2 画面が暗い!
BootCampのXPで使ってみたところ、問題発生。直後はよかったのに、何かがアップデートされて再起動したら、画面が暗くなった。輝度が最低の状態より明るくできない。いろいろアップデートしてもダメ。XPだからダメなのかと、手持ちのVistaにアップグレードしてみたけどダメ。おまけにVistaにしたらただでさえ調子の悪かったWindowsがめちゃくちゃ調子悪くなってしまった。Windowsアップデートにも失敗してしまう。う〜ん。

暗くなるのはたぶんアダプタのせいだろう。まあ、現在、LIGHTWAVEをメインにしようと画策中で3ds Maxはこれから使用頻度は低くなるはずだし、データ渡し用に3ds MaxをいじるのはMacBook Proだからいいや。

●トホホ3 MacBook Proでも暗い!
ってことで、そのまましばらく使ってましたが、先週、MacBook Proにシネマ27インチを繋いだ状態でBootCampのXPで起動したことないなとやってみたところ、Mac Proと同じく何かアップデートされて再起動したら画面が暗くなってしまった。ディスプレイアダプタのせいじゃなかった!

検索して調べてみたところ、Windows側のBootCampドライバが古いままなのが原因だったようだ。ついでに「Apple Magic Trackpad and 27-inch LED Cinema Display Update」っていう、最近の新製品をBootCampで使えるようにするアップデータも発見。MacBook ProのXPにアップデータを入れてみたら、明るくなった!

●トホホ4 ドライバをインストールできない!
じゃあ、Mac ProのVistaのBootCampドライバも更新してみようと思ったら、アップデートが不完全なまま終了してしまう。Vistaが調子悪いせいだろう。しょうがないのでXPを新規インストールしようかと思ったけど、今さらXPに戻すのも癪だ。

というわけで、Windows7 Ultimateアップグレード版を買ってきた。この際だから、64bitにしよう!3ds MaxやmodoなどWindowsで使うソフトが軒並み64bitになってる。快適になりそうだぞ!

僕のMac ProにはメインのHDDと合わせて4つのHDDが入ってます。BootCamp用にそのうちの一つをOSXとWindows用にパーティションを分けてます。さっそくMac側をSnow Leopardにアップグレード。Windowsのファイルを空いてるHDDを引っぱり出してきてバックアップ。

●トホホ5 バックアップに失敗!
そのバックアップもすんなりとは行かない。夜中にバックアップさせたところ、朝見たら途中で終了してしまった模様。HDDの中身を確認しようにも、なぜか開かない。再起動などしてたら、あの「カッコン、カッコン」音! ダメだHDDが壊れた。久しぶりに電源を入れる古いHDDはかなりの確率でダメになる。気を取り直して別のHDDにあらためてバックアップ。

●トホホ6 パーティションが切れない!
BootCamp用のHDDのアシスタントでパーティションを単一に戻した上でWindows用パーティションを切ろうとしたら「移動できないファイルがあるので全体をフォーマットしてくれ」って。もー、どんどんめんどくさいことになってくる。

●トホホ7 Windows7(64bit)をインストールできない!
Snow LeopardをそのHDDに新規インストールし、Windows用パーティションを切ってようやく64bitのWindows7をインストール開始。と思ったら、「Windowsを指定された場所にインストールできません」って出ちゃう。何だこりゃ。アップグレード版だからか?

●トホホ8 Vista(64bit)さえインストールできない!
なんだかよくわからないけど、以前vista64bitはインストールしたことがあるので、とりあえずvistaを入れてから7にアプグレならできるだろうと、やってみる。しかし、Vistaの64bitも「インストールできるシステムボリュームが見つかりません」になっちゃう。おかしいなあ。

●とりあえず成功したけど32bit版

64bit版を入れるのはあきらめ、32bit版Vistaでやってみたところ、あっさりインストールが始まった。バックアップから始めて24時間以上たってる。散々試して結局、Vista32bitからアプグレできるのはWindows7の32bitだけみたい。それも新規インストールのみ。後でわかったのは、アプグレ版Win7をインストールするために、まずBootcampにXPを入れるってのが定番の手順らしい。わざわざvistaを入れてしくじった。

とりあえず、Mac ProでBootCampのWindows7(32bit)は快適に動いてます。実はWindows7の外観は嫌いでなく、特に付属の建築写真壁紙は大好き。3ds Maxも問題なし。

どの時点で64bitにできるチャンスがあったんだろうか。うーん、Windowsわかりにくいめんどくさい〜。いや、BootCampがめんどくさいのか。しかしクヤシイので、そのうち新品のHDD買ってきてもう一回やってみる!

【吉井 宏/イラストレーター】

実は、継続しないつもりだった3ds Maxのサブスクリプション更新期限がせまってきて怖じ気づき、つい更新してしまったんです(サブスク停止すると最新版3ds Max以外は使えなくなるし、バージョンアップ代はめちゃくちゃ高い)。3ds Maxをこれからも使うとなれば、それなりの環境を整えたいってところから、シネマ27インチをBootCampでどうしても使いたいって気になってしまったのがトホホの主な原因だったのでした。

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MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

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2010/11/24

■グラフィック薄氷大魔王[240] トイ・ストーリー3とブルーレイほぼ初鑑賞

■グラフィック薄氷大魔王[240]
トイ・ストーリー3とブルーレイほぼ初鑑賞

吉井 宏
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iTunesストア映画で買おうと思ってたトイ・ストーリー3。結局、特典映像見たさにDVDを買うことにした。ピクサー作品の特典映像・メイキングは非常にためになるのでいつも楽しみにしてるんです。おなじみの新作ショートアニメもついてるし。

DVDショップ店頭で、トイ・ストーリー3のポスターを見て、あれれ? なんだこりゃ? 2枚組のセットが2種類ある。内容の説明を読むと、それぞれ本編と特典映像が入ったDVDとBlu-rayが同梱。しかも、同じ値段で同じ2枚セットで、パッケージの形だけがちがう(DVDの箱とブルーレイの箱)2種類のセットがある。なんでわざわざ? ブルーレイ主体で集めてる人とDVD主体で集めてる人用なのかな? イマイチよくわからない。内容の構成に何か違いがあるんだろうか? 店員に「この二つはどうちがうのか」問い詰めちゃった。

パッケージの形だけがちがう2種類のセットって、わかりにくくて買うの躊躇する人もいるんじゃないかと。レンタルに変更しようかなとか。実際、どちらを買うべきか迷った僕は一瞬「iTunes映画にしておこうかな」と思いかけたくらい。とりあえず、買ったのは小ぶりなブルーレイケース版でしたが、ケースはたぶん後で捨てちゃうから関係ない。

内容はとてもよかったです。パート2の出来がいい映画は少ないと言われる中、パート2も3も大傑作。だんだんパワーアップしてる。最近、自前のアニメを作ろうと映画制作やシナリオ関係の本など読んでたりするのですが、ピクサー作品って、教科書的なドラマ作法で言えば満点なくらい隅々までよく考えられ、構成されてますね。その上、教科書通りっていうある種のマイナス点を意識しながら見てさえ、ゲラゲラ笑わせ手に汗握り涙ドバドバ搾り取る強力な感情操作マシン。まいった、おそれいりました。

ただ、肝心の特典メイキング映像が少ないです。なので、特典映像にものすごく期待して光学ディスクパッケージを買おうか迷ってる人は、iTunes映画配信で大丈夫かも。

ところで、うちにはブルーレイの再生環境がなかった。半年前まではHPの17インチノートがあって、ブルーレイも再生可能だったんだけど、映画はサンプルでもらった「眠れる森の美女」一本しか持ってなく、再生できるかテストをしただけで中身は見てませんでした。(MacのOSX環境ではブルーレイディスクの再生はできません、念のため。光学ディスクを葬ろうとしてるジョブズが対応をかたくなに拒んでるらしい。僕的には、iTunesストアのHD映画のラインナップが充実していくならば、それでぜんぜんオーケー。)

せっかくなのでブルーレイ再生ソフトを購入。データ保存用のブルーレイの外付けドライブは持ってるんです。先日国内発売されたばかりの「ArcSoft BD Theatre」というソフト。DVDの映像を大きな画面でもクッキリ見せる機能も搭載。画面内でマウスが効かず矢印キーとenterキーで操作しなきゃいけないとか、使い勝手はイマイチだけど、他社の再生ソフトとくらべると非常に安いということで購入。まあ、十分。

ブルーレイの画質のすごさは電器店で何度も見たことはあった。CG映画のパーティクルのキラキラの1ピクセルがきっちり見える高画質。でも、画質と映画の本質にはあんまり関係ないと思ってた。いや、ブルーレイでトイ・ストーリー3を見てからも、画質が良くてもちょっと近眼やメガネの度が合ってない人が見りゃDVDとたいして変わらないと思ってます。

しかし、左右にディスプレイを並べて同じシーンを再生してみると、画質の密度の差にびっくりする。トイ・ストーリー3でハッとしたのが、庭とか屋根の上のシーンで遠くの木々が小さい葉っぱまで細かく見え、そこに空気で満たされた空間をはっきり感じ取れた。大きい画面で解像度が高いと、没入感が違います。

ストーリー主体のドラマなら画質はそれほど関係ないかもしれないけど、CG映画とか特撮ファンタジー系とかだとDVDとブルーレイどちらで見るかで印象がぜんぜんちがうかもしれない。ブルーレイっていうかHDは映画館でかかってるほぼそのままだもん。ビデオデッキがない時代に夢見た「映画をまるごと所有する」ってこんな感じかも!と思いました。

○追記

あとでわかったこと。DVDとブルーレイのセットの上位に「スーパーセット」ってのがあって、そちらには上記2枚に加えてもう一枚ブルーレイが入っており、それに特典映像がどっさり入ってるらしい! う〜ん。買い直しだ。ちゃんと調べてから買いに行けばよかったー。

おまけに、そのまた上に「コレクターズボックス」ってのがあって、「スーパーセット」の内容物に加えて「THE ART OF トイ・ストーリー3」ってメイキングの豪華本と、あの「ルクソーJr.」の電気スタンド付き! LEDライトでちゃんと光るらしい。本はすでに持ってるのでこのセットを買うつもりはないけど、電気スタンドはちょっとほしかったなあ。

○追記2

ガーン!またやってしまった。わざわざブルーレイ再生ソフトArcSoft BD Theatreを買ったのに、外付けドライブにはブルーレイも再生できるWinDVDが付属していたことが判明。今回の買い物、全部失敗!

【吉井 宏/イラストレーター】

「テレビ録画CM飛ばし機能に規制を」と民放連の人が言ってます。それに対して文句を言う気持ちはわかる。でも、CMや前後番組の切れ端が含まれてない録画なんて、20年後に見るとぜんぜんつまんないぞ。番組本体なんかどうでもよくなるんだから。

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2010/11/17

■グラフィック薄氷大魔王[239] 祝! iTunesストア「映画配信スタート」

■グラフィック薄氷大魔王[239]
祝! iTunesストア「映画配信スタート」

吉井 宏
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アマゾンで音楽ダウンロード販売が突然始まった翌日の11月11日、ポッキーの日の朝。おおっ! iTunesストアの映画配信・販売のニュース。もう始まってるじゃないか!!

やったー! アメリカのiTunesストア映画ダウンロード販売を横目に見ながら、日本じゃとうてい無理なんだろうとあきらめてた。販売が1本1000〜2500円、レンタルが200〜500円はなかなか、悪くない。あとは、品揃えと新作がどのくらいのタイミングで見れるかですね! 全体像がよくわからないけど、まだTSUTAYAの新作と準新作と名作100くらいの数かな。さすがにディズニー関連はたくさんある。

ずらっと並ぶ映画のラインナップを見ると、確かにTSUTAYAに行く回数が減りそうだ。「黒い十人の女」とか「大魔神」もある! どういうマニアックなセレクト? たいていの映画は購入しなくてもレンタルで十分。ワクワクします! レンタルのみ、販売のみ、両方、という区分けの基準がイマイチわからんけど。HDD大きいの用意しなきゃ。

スタート時点で1000本以上あるそうで、すでにもうお腹いっぱい。アメリカのiTunesストアを見ると、とんでもない数の映画がラインナップされてるので、日本でも増えていくのが楽しみ。まだ少ないとはいえ、それでも一年かかっても選りすぐりさえ見きれないくらい程度にはある。近年は多くても一年に数十本くらいしか映画見ない僕の基準ですけどね。

アマゾンMP3販売といい、iTunes映画配信といい、時代がギュンッ! って変わる瞬間って感動的。「トイ・ストーリー3をTSUTAYAで借りるかDVD買わなきゃ」って予定も変わった。時代が11日の朝を境に変わったのだ! 気分がわさわさして仕事が手につかない!!

おまけに来年始まるらしいMac App Storeと来れば、ほとんどディスク不要になる! こりゃあ、先日言ってたMacBook Pro全機種がAirみたいに光学ドライブなしになるのも早いかも。それを含んで、時代がギュンって変わるんだ! 配信が当たり前になる。録画予約とか各家庭で番組データの保存とか、バカバカしいことは終わりにしようぜぃ。

短編映画のラインナップもたくさんあって、200円。これ、個人でアニメや映像作ってる人にはすごいことだ! 音楽のようにiTunes登録代行業者ができるかも。

っていうか、こうやって勝手にエキサイトしてますが、今までもテレビ番組や映画の有料配信はGyao!やBIGLOBEストリームやDMMなどいろいろあったわけですが、Mac環境で満足に見れたことがない。しょうがないのでWindowsで見ようとしても、登録だチェックだなんだかんだで見る気をそがれ、動画までたどり着けることはまれ。やる気あるのか? なので、僕にとっては存在しないも同然だったのです。

ところで、DVDについてる特典映像やメイキングの映像はないんですね。別売りでいいから売ってほしい。でも、特典映像はDVDを買ってもらうためのオマケだから、配信オンリーになったら作られなくなるかもしれない。日本語吹き替え版と字幕版は別々。日本語字幕を出しながら日本語音声で見ることがある僕はどうすりゃ? まあ、そんなふうにDVDやBlu-rayの優位点はしっかり残るからすぐにはなくならないでしょ。選択肢が多いのはいいこと。

あと、予告編のボタンがあるけど、予告編じゃなく本編だぞ? イントロ2分じゃどんな映画なのかわからない。とか言いつつ、イントロを見はじめちゃうと映画の世界に引き込まれてしまい、そのまま購入ボタンを押したくなるのも事実だけど。途中の2分くらいのもある。もちろん、ちゃんと予告編なものもある。まだ予告編の入手が追いついてないだけかな。

iTunes映画販売の記念すべき購入一本目は「かいじゅうたちのいるところ」。ダウンロード、あと18分? 部屋を出てTSUTAYAで借りて帰ってくるのも急げば18分あればできる、と思ったら、ダウンロード終わるまで待たなくても見はじめられるようです。

ありゃ! 間違って日本語吹き替え版を購入しちゃったぞ!映画のトップに並んでるのをクリックして詳細に入ると、吹き替えと字幕が選べることに気づかないかも。吹き替え版と字幕版を別々の映画として扱ってるせいだ。同じ詳細表示の中でどちらかボタンを押す仕組みにしてくれないと。

とりあえず映像は一歩踏み出した。電子書籍は置いてけぼりの一方だぞ。

●追記 16日深夜のiTunesストアの発表

iTunes関連で16日夜に何か発表されるという予告「忘れられない一日になる」がAppleサイトのトップに。iTunesクラウド化? 定額制?などが予想された中、やはり本命の「ビートルズ楽曲配信スタート」でした。あれだけもったいぶった予告なのにホントにそれだけ? と思ったけど、どうやらそうらしい。

まあ、ビートルズ楽曲配信開始は「アップルレコードとの長年の確執が完全に解消」と「音楽販売で世界征服をとりあえず完了」の二つの意味を持つってことで、ジョブズにとっての「忘れられない一日」でした。

「ソニーミュージックの楽曲がないけど、ソニーは世界に含まれないのか?」という声もあって、「あっホントだ!」と思いましたけど、wikipediaで調べてみたら、売ってないのは日本だけ。ここでも置いてけぼりを食ってるようです。

【吉井 宏/イラストレーター】

KORGのiPadアプリ第二弾はMS-20だあ! リアルに再現されたMS-20にシーケンサーがついてる。MS-10は持ってたけどMS-20は高くて買えなかったのだ。さっそく入れてみた。いいいい音だ〜〜!シアワセだあ! アナログシーケンサーSQ-10だけでなくカオスパッドもついてる。まさにDS-10の高級版! ローランドも対抗してTB-303とか出せばいいのに。TB-303系定番ソフトのReBirthってのがiPhoneアプリにありますが、パソコン版をほぼそのままiPhoneに持ってきただけなので、もうちょっと楽しく使えるもの、大きな画面のiPad版があればな〜。とか書いてる間にiPad版ReBirthが出た! こちらもスゴイ!
KORG iMS-20 < http://bit.ly/d7gj7c >
ReBirth for iPad < http://bit.ly/a5qTo6 >

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●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加しています。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
paintmonsterブログ < http://bit.ly/95PBkS >

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< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

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2010/11/10

■グラフィック薄氷大魔王[238] iPhone/iPadアプリ 「REAL STEELPAN」

■グラフィック薄氷大魔王[238]
iPhone/iPadアプリ 「REAL STEELPAN」

吉井 宏
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僕のiPhone/iPod touchアプリ「REAL STEELPAN」が10月30日にApp Storeで発売されました。楽器のアプリです。

< http://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8# >

以下はApp Storeに書いた説明です。

『「REAL STEELPAN」はカリブ海の島国トリニダード・トバゴの楽器スティールパン(スティールドラム)をiPad / iPhone上に再現したアプリです。実物のスティールパン(Tenor Pan)をサンプリングした美しい音色をお楽しみ下さい。
指で軽く叩くと鳴ります。長押しすると両手のマレット(バチ)で連打するロール(トレモロ)奏法になります。左下のロールボタンを押しながら演奏すると、長押ししなくてもロールになります。
演奏画面は二つあります。一つは実際のスティールパンと同じ音の配列。もう一つは鍵盤楽器の白鍵・黒鍵のような配列です。スティールパンの独特な音の配列に不慣れな方はこちらを利用するといいでしょう。
Enjoy panning! 』

スティールパン(Steelpan)という楽器名はなじみがないかと思います。日本では「スティールドラム」のほうが通りがいいですが、世界的にはだいたい「スティールパン」です。単に「パン」と呼ばれることもあります。パンってのは鍋のことです。詳しくはwikipediaで。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/スティールパン >

スティールパンは持ってました。1995年頃から振興会みたいのに出入りしたり、関連で浅草サンバカーニバルにも出たことあります(その時は購入前でパーカッションでの参加)。でも、まったく演奏できませんでした。音が大きいので集合住宅で練習は無理。音の配置を覚えるため、音をサンプリングしてFlashで演奏できるようなものを作ってみたいとは考えてましたが。

2年前、App Storeができて面白い楽器アプリが続々出てきました。その2008年の秋、「ヤンス!ガンス!」のアニメーション制作担当の(有)シンクのプログラマーがiPhoneアプリを作れると聞き、じゃあスティールパンのアプリなら比較的簡単に作れそう!と、お願いしたわけです。

すぐにアプリに必要な素材を作り始めました。グラフィックは写真を加工したものです。砧公園にスティールパンを持って行って撮影しました。11月だったのでイチョウがきれいに黄色になってて、クロームメッキに映り込んで困りました。夏の楽器なのに色がなんとなく秋っぽくなっちゃう。ずいぶん加工してなんとかしました。アイコンやスプラッシュ画面なども用意。

そして音素材。録音したスティールパンは元々は代表的なスティールバンドExodusの楽器だそう。「By H.Guppy」と銘入り。有名なチューナー(スティールパン制作者)だそうです。知り合いで研究者の冨田晃氏を通して手に入れたスティールパンでした。でした、というのは、録音直後に売っちゃったから。さすがに惜しいとは思いましたが、本格的にモノ減らしを始めた頃で、「オレはモノには執着しないのだ!」という証明をしてみたかったんです・・・。

録音スタジオに楽器を持ち込み、一音ずつ叩いて録音してもらいました。Apple Soundtrackで音の編集。スティールパンの音は叩く強さの微妙な違いや叩く場所によってばらつきが出ます。また、高音部は音階がほとんどなくてカンッって音なので、1オクターブ下の音を音程1オクターブ上げて重ねたりして音階が聞こえるように加工しました。あと、音階で鳴らしてみて音量や音質が凸凹しないように揃えました。

ロール(トレモロ)は、2秒でループさせて切れ目をわからなく編集するのが大変でした。波形表示してループに繋いでおかしくない箇所を探し、どうしても繋がらないものはあちこち移植してループを作成しました。

同時に何音も出るので和音も演奏できるのですが、同時に鳴らすと音量が飽和して音割れします。なので、2音を同時に鳴らして音が割れないレベルに調整しました。

で、そうやって仕上がった素材をプログラマーに渡し、何度かのやりとりの後、翌年2009年の春には一部を除いてほぼ完成状態。iPod touchに入れてテストなどしてたのですが、僕が忙しかったりプログラマーが忙しかったり、なんだかんだで今年の春まで止まってました。「夏の間にはリリースするぞ!」と再スタートしてもらい、ようやく10月30日にリリースできたわけです。

長いことかかりました。実は、「REAL STEELPAN」ってアプリ名、2年前に始めたときは「iSteelpan」でした。モタモタしてるうちにその名前が使われちゃったのでiPanに変更。そしたらそれも使われてしまい、最終的に「REAL STEELPAN」になったんです。名前が変わるたびにロゴや画面も作り直してたんですよ。また、当初はiPhoneとiPod touchだけだったのが、広い画面のiPadやiPhone4が追加され、それぞれに合わせたサイズの画面も用意。

もうちょっと早く出したかったのは山々ですが、とりあえずリリースできてひと安心。改良したいところもありますので、追々アップデート版を出したいと思ってます。使ってみた感想などいたけたらうれしいです。

●東急ハンズでフィギュア展示してます

夏から秋にかけて作ってたフィギュアを展示・販売してます。「東急ハンズのオリジナル年賀状を14人のアーチストが制作」という企画に参加してます。オリジナル年賀状コーナー付近で参加アーチストの展示があります。渋谷店は1Aフロア、新宿店8階、池袋店6階。 他店舗でもオリジナル年賀状販売はしてますが、作品展示は3店舗のみです。展示は11月30日まで。もちろん年賀状もやってます。
< http://tv.tokyu-hands.co.jp/company/2010nenga.html >

【吉井 宏/イラストレーター】

ネットの世界では「(笑)」に取って代わりつつある「w」。出始めの頃は大嫌いだったんですよ、冷笑というか小馬鹿にされてる感じがして。でも、最近は「(笑)」よりいい感じかもと思うようになってきた。大げさでわざとらしい笑いじゃないところがいい。会話っぽい。特にTwitterでは「(笑)」は雰囲気に合わないことが多い。打つのラクだし、笑いの度合いがwを打つ回数でカンタンに調整可能ってところも便利。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加しています。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
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2010/11/04

「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」DVD発売中!

キャラクターデザインを担当しているCGアニメ、「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」。DVDが発売されました。




人類が何らかの理由で宇宙へ脱出した後のニューヨーク。たぶんかなり未来。草食恐竜(♀)が闊歩する中、最後の肉食恐竜(♂)であるヤンスとガンス(いつも腹ぺこ)が草食恐竜(♀)をゲットすべく、ドタバタを繰り広げます。90秒の短編アニメ。「シーズン1」の12話分と「映画サービスデー」CM、動画コンテやキャラクターデザインなどのメイキング映像を収録しています。

・オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。MUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。

・「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中


2010/11/03

東急ハンズでフィギュアの展示・販売してます




東急ハンズのオリジナル年賀状を14人のアーチストが制作という企画に参加してます。東急ハンズ渋谷、新宿、池袋店のオリジナル年賀状コーナー付近で参加アーチストの展示がありまして、夏中ずっと作ってたフィギュアを展示・販売してます。渋谷店は1Aフロア、新宿店8階、池袋店6階。 他店舗でもオリジナル年賀状販売はしてますが、作品展示は3店舗のみです。展示は11月30日まで。

写真は新宿店の展示の様子(許可を得て撮影しました)。

2010/10/30

iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」発売



iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」が今日、発売になりました。スティールドラムのアプリです。よろしくお願いします。

iTunesプレビューページ

2010/10/27

■グラフィック薄氷大魔王[237] 新MacBook Airに翻弄される

■グラフィック薄氷大魔王[237]
新MacBook Airに翻弄される

吉井 宏
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先週は、新MacBook Airのせいで一日のツイート数記録更新の勢いだった。1メーカーの新製品発表に何でいちいち狂喜乱舞してるんだ?とも思うけど、実際こんなに物欲を刺激するメーカー、次の世界へ連れてってくれると実感するメーカーは他にないんだからしかたない。

特に、小さい方の11インチ。欲しくてたまらないけど、せっかくiPadとMacBook Proとの棲み分けや割り切りを一生懸命考えてるのに、困るなあ。なんでまた今頃ネットブック?  あんな中途半端なもん出さない!ってジョブズが言ってたMac版ネットブックそのものなんだよなあ。などと揶揄してみたところで無駄な抵抗。

発表の翌々日、例のフィギュアの納品に奥さんと行った帰りにアップルストア渋谷で実物を見てきた。実際触って見ると小さい方、やっぱスゲ〜いいわ。奇跡のノートパソコンって感じ。液晶を閉じて持ってみた。この薄さとサイズだと、「バッグにパソコンを入れる」って感じじゃないかも。封筒とか紙のノートを入れる感じ。このサイズで完全なOSXが使えるってのは感動的。

奥さんに「買っていいよ」と言われたのに意地張って 「いや〜、iPodの立ち位置がどーのこーの・・・」とか言って買わなかった僕は偉いのかバカなのか。一人で行ってたら、葛藤で気が変になったかも。しかし、MacノートでなくiPadを持ち出し用に決めてタブレット時代に備え前進しようとしてるのに、今までどおりMacBookを使うのは後退する気分。iPadで浮かれてた自分の敗北を認めることになるというか。サイズや量感的にも11インチAirとiPadはほぼ同等なのでヤバイ。

初代のMacBook Airは持ってました。ただSSDモデルはやけに高かったので80GBのHDDモデル。読み込み待ちがたびたびあって快適とは言えなかったし、容量が足りなくてDropboxと同期できなかったのも痛かった。今回は全モデルSSDなのに安いんじゃない? ジョブズが「Flash? フラッシュメモリなら大好きだよ」って言ってたのはこれか! それも、11インチは白MacBookと同じ値段。高級品ぽいのにいちばん安いMacノート。

新MacBook Airは起動に15秒!スリープすらいらないくらい。こないだまでHP製ノートPCのSSD入りを使ってましたけど、Windows7が劇速で起動してました。起動は確かに速くなりそう。(Windows7の起動は早いそうです。なので今のネットブックは相当使い勝手が良くなってるという話も)

で、最初は11インチにしか興味がなかったんだけど、その後気がついた、13インチのMacBook AirのディスプレイってMacBook Pro15インチと同じ画面ピクセル数。CPUは15インチMacBook Proよりちょっと遅いけど、全体的にはSSDのおかげで速いだろうし7時間使えるし、15インチMacBook Proとほぼ同等に使える13インチAirって11インチAirよりも僕的には圧倒的に魅力的!

13インチのMacBookやMacBook ProやAirの他、いくつかの10インチ以下の小型ノートPCも使ってきましたが、小型軽量という恩恵を受けるのは「持ち運んでる最中」のみで、使っているときにはパソコン(主に画面ですが)は大きければ大きいほど良い、ということ。喫茶店や新幹線で小さいノートパソコンでチマチマやってる人を見ると、「漢(おとこ)なら17インチノートを使え!」とか思っちゃうし。

あと、メインマシンをMac Proとすると、サブマシンとして使うノートもメインと同じ広さの画面がほしいのです。なので、CinemaHDディスプレイと同じピクセル表示ができるMacBook Pro 17インチを選んだわけで。もちろん持ち歩くには少々重すぎる。

だから、本当は17インチのMacBook Airが欲しい!それなら持ち出し用と本気作業可なサブマシン用が両立できる。いや冗談じゃなく、Appleが光学ドライブを「レガシーなデバイス」と認定していて完全廃止を目論んでるのは確実。たぶん来年のMacBook Proのリニューアルは、光学ドライブがなくなり、ついでに「Air」という名称がなくなり、11、13,15,17インチのMacBook Proというラインナップになるかも、と期待。

少なくとも、現MacBook Pro17インチと同等のピクセル表示ができる15インチMacBook Airが出るまではガマンしたい! しかし、↓の記事を見ちゃうとグラグラ。うーん、罪なMacBook Air。
< http://netafull.net/macbookair/036102.html >

【吉井 宏/イラストレーター】

フィギュア作業でグチャグチャだった部屋を整理片付けしてスッキリして気がついた。売れ残り分がど〜んと戻ってきたら、また部屋がいっぱいになっちゃうのか〜。ところで、iPhoneのApp Storeと開店の順番が逆じゃね?って感じのMac App Storeの予告画面。Apple純正アプリに混じって「Color Studio」ってパレットのアイコンがある。検索してみても現在Color Studioという名前のMac用ソフトは存在しない模様。まさかこれ、AppleにいるMark ZimmerがColor Studioを復活させる?

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加しています。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

2010/10/20

■グラフィック薄氷大魔王[236] CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

■グラフィック薄氷大魔王[236]
CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

吉井 宏
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10月22日(金)、「ヤンス!ガンス!」のDVDが東宝ビデオより発売されます。「シーズン1」の12話分と、動画コンテなどのオマケ映像を収録しています。「ヤンス!ガンス!」について、この連載では具体的に書いてなかったので、簡単に紹介しますね。

amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/cH9BqG >
公式サイト < http://meatordie.com/ >
Youtube < http://www.youtube.com/yansgans >

人類が何らかの理由で宇宙へ脱出した後のニューヨーク。たぶんかなり未来。草食恐竜(♀)が闊歩する中、最後の肉食恐竜(♂)であるヤンスとガンス(いつも腹ぺこ)が草食恐竜(♀)をゲットすべく、ドタバタを繰り広げます。90秒の短編アニメ。完成しているのはDVDに収録のシーズン1、12エピソードです。煩悩の数と同じ108エピソードまで作れればいいなと話してます。

作者は「ウゴウゴルーガ」やプレステ「せがれいじり」等でおなじみの秋元きつね氏と、「ウサビッチ」のプロデューサー村山太氏。二人は何度か組んで仕事してたのですが、本格的に攻めに出る作品を作ろうということで、従来の秋元一人での制作でなく、ちゃんと分業して多くのエピソードを安定して作れるようにするため、メンバーが集められました。

僕は主役の肉食恐竜ヤンス&ガンスと、毎回入れ替わり登場する草食恐竜のキャラクターデザインをはじめ、背景や大道具小道具など、画面に登場するほとんどの3D物体をデザインし、モデリングやテクスチャ描き、表情モーフ作成までやってます。

それらを動かすアニメーション制作には(有)シンクの菅村弘彦氏。音楽と音効はゲーム音楽の世界では有名な(株)スーパースィープの細江慎治氏と佐宗綾子氏。この6名のチームが制作しています。最近増えてきた少人数独立チームでのアニメ制作の典型ということで、CGWの取材を受けたりしました。

主にGoogleグループの掲示板でコミュニケーションします。最初の頃はビデオチャットなどもやってましたが、文字でやりとりするほうが確実だし面倒でないので掲示板に落ち着いてます。秋元氏がコンテを描き、メンバーの意見を取り入れつつ、動画コンテ(LIGHTWAVEでキャラクターを簡略化したダミーを動かしてタイミングやカット割りなどほとんど完成させたもの)を作り、それを元にそれぞれのメンバーが制作します。出来上がった映像や音に、After Effectsで効果やマンガ的表現のエレメンツを加えて最終的に編集するのは秋元氏。

TVKやMUSIC ON! TVなどでの放映もされてますし、アヌシー国際アニメーション映画祭2010ノミネートやオタワ国際アニメーションフェスティバル2010ノミネートなど、そこそこ評価されてるようですが、まだまだブレイクへの道は遠いです。プロデューサーの村山氏ががんばって、世界での展開を探ってるところです。まだスタートして2年、なんとかなるには数年はかかるでしょう。

ところで、「ヤンス!ガンス!」の僕の個人的な意義。以前から「楽しそうに仕事されてるなあ」と思ってた秋元きつね氏が誘ってくれたのはうれしかった。また、自分がデザインしたキャラクターが登場するアニメーション、それも、実際に動かすしんどい作業は専門家がやってくれる。フィギュアやグッズがたくさん出るかもしれないし、僕的に非常にお得な仕事です。

アニメを作る上でも非常に勉強になります。僕的には誰にもわかりやすくキッチリまとまった作品がいいのかと思ってましたが、必ずしもそうでないことが新鮮でした。わかりやすくスッと入ってくる作品は、スッと流して見られて終わって印象に残らない、という危険もあるようです。「ヤンス!ガンス!」には多くの「引っかかり」や「ツッコミどころ」が意図的に挿入されてます。

また、こういったドタバタアニメは僕自身作ってみたかったのです。子供の頃はあまり見せてもらえなかった超クダラナ系のアメリカのアニメ。ワーナー・ブラザーズやハンナ・バーベラ・プロダクションの作品群、「ロードランナー」「チキチキマシン」「原始家族」「クマゴロー」などなど(その点、僕の原点「トムとジェリー」はいくらか高尚すぎかも)。

小学生や幼稚園児が朝出かける前や帰ってきた夕方にテレビでダラダラ流れてる系のバカアニメ。自分ちではそういうダラダラ感がなかったのであこがれなのです。「未知との遭遇」で、リチャード・ドレイファスがリビングにデビルスタワーを作ってるとき、テレビでバカっぽいアニメを垂れ流してて子供が見てるんだけど、あの感じ。「パルプ・フィクション」でもブルース・ウイリスの子供時代のエピソードに変なアニメがテレビに映ってた。今だったらカートゥーン・ネットワークの感じかな。

あのシアワセそうなダラダラ垂れ流しクダラナ系バカアニメを全世界のお子様へ!ってのがひとつの夢だったのですが、もしかしたら「ヤンス!ガンス!」でそれが実現するかも!って期待してます。

【吉井 宏/イラストレーター】

先週書いてたフィギュア制作は月曜までにほぼ終了。パッケージの用意や梱包・納品作業は残ってますけど、峠は越した模様。しんどいとか大変とか二度とやらない!ばかり言ってますけど、しばらくするとまた作りたくなるんだろうな。で、その「しばらく」の間隔がだんだん狭くなってきてる。以前は半年とか1年たたないとやる気にならなかったけど、今年はカスタムや一点物を含めてすでに11種類作って計50数個も塗装してる。

懲り懲りなのに、なんでまた作りたくなるのか? 作業が終わってからもっとラクに速く作業できそうなスバラシイ方法を思いついちゃうのです。だから、次はその方法でやればもっと手際よくできるにちがいない!と思っちゃうんだよなあ。実際、大した効率アップにはならないんだけど。

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カスタム・ローラの写真がもう発表されてます。
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2010/10/13

■グラフィック薄氷大魔王[235] フィギュア作業してるときの心理

■グラフィック薄氷大魔王[235]
フィギュア作業してるときの心理

吉井 宏
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新作の中型フィギュア2点。7月から延々作業を続けてます。特に9月後半からは、たまたま仕事が忙しくないこともあって、ほとんどフィギュアにかかりきり。プラス、旧作フィギュア1点を増産として新たに塗装してます。制作の様子は逐一Twitterに実況中継してますのでTwilogでどうぞ↓
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=T%26N。 >
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=Pu-Chan。 >

そりゃあもう大変な作業ですし、長期間にわたって部屋の半分が工場のグチャグチャ状態。正直言って、さすがにもうウンザリしてますけど、いちおうイベント用の仕事絡みなので、途中で放り出すわけにもいかない。「早く完成させて仕事場をすっきりキレイに片付けたい!」が非常に大きなモチベーションになってる始末。一分一秒でも無駄にせず作業すれば、それだけ早く終われるぞ!って必死になるという。

今回は3種類 x 12個を複製・塗装。なるべく効率を上げるべく、同類の作業をまとめて流れ作業的になるように心がけてるのですが、それでも、デジタル作業にくらべると、ホントにバカみたいに時間がかかる。計算してみると、塗装だけでも一個あたり7〜8時間もかかってる。データ作成、出力、原型作成、複製、の時間も合計すると、何時間かかってるかなんて、こわくて計算できない〜。

昨年6月に引越したとき、立体制作の道具や塗料などを含めてほとんど処分したのです。あの判断は確かに正解だったな。こんな時間食いの遊びはやめてしまおう、もしフィギュアを作りたかったらプロに依頼しよう、って思ったのです。今回だって、時間を他のことに使ってたら、どんだけいろんなことができたか、っていう。とは言っても、また道具を処分したところで、また作りたくなるにちがいないってことで、たぶん処分しませんけど。

あと、フィギュア作業やってるとデジタル作業はラクだなあと思うし、デジタルやってるとアナログはストレートでラクだなあと思う。CG作業やってると、フォーマットの互換性とかマップを直すとか細かいハードルがいっぱいあって超面倒。現物そのまんまな世界のフィギュア作業が逆にラクに感じたりする。

でも、アナログの極みのフィギュア作業って、基本デジタルの僕には「補完」になってると思う。手で作る実感が少ないデジタル作業をフィギュア作業で補完してる。両方ないとバランスがくずれるのかもしれない。とはいえ、気分的に同じ部屋での共存はむずかしいなあ。フィギュアや立体制作を続けるのなら、やはり別に作業場がほしい。

ところで、ここ一週間くらい、朝8時から夜12時までの16時間は食事等以外はフィギュア制作に完全集中モード。普通のパソコン仕事のときにはBGMさえジャマなので無音でやってますが、フィギュア作業のほとんどはBGM聴いてても大丈夫。たまってたポッドキャストをまとめ聴きしてます。こういう機会でもないことには、ちゃんとポッドキャストを聴けないので都合がいい。

っていうか、音が鳴ってない状態で黙々と長時間作業してると、いろんなことが頭をよぎる。ほとんどはくだらないことだし、深く考えられないので何かの企画を考えようってのはムリ。困るのは、普段はまったく忘れてるイヤな思い出、恥ずかしい思い出の数々が次から次へ頭に浮かんできてしまうこと。ぜったい書けないおぞましい思い出に「ヒー」とか「ギャッ」とか声を上げてしまうほど。なので、何か音を聞いてないと気が滅入る。

たぶん来週の原稿を書く頃には主な作業は終わってるはず。ガンバル!

【吉井 宏/イラストレーター】

以前、YMOをマンボとかチャチャチャのラテンスタイルで演奏するセニョール・ココナッツ(アトム・ハート)の「プレイズYMO」を聴いて大喜びしてました。元々ラテンの曲をYMOがカバーした、と言っても信じられるくらいの違和感のなさ! で、知らなかったけど、その後クラフトワーク版もやってたってことで、「El Baile Aleman(翻訳してみたら「ドイツのダンス」だって)」さっそく購入。これがまたスバラシイ! Showroom Dummiesは特に違和感なさすぎ。The Man MachineやNeon Lightsもイイ。Autobahnがこんなかわいくなるなんて!冒頭のワーゲンビートルの音が本家よりもポンコツなのがおかしい! 中盤の通り過ぎるクルマの音の描写を楽器で忠実に表現してるのが気合い入っててスゴイ! 全編、ニヤニヤニコニコして聴いてました(Trans Europe Expressだけはイマイチかも)。なんで突然 セニョール・ココナッツかというと、Twitterで知った「アニメンティーヌ」。バカボンやサザエさんの歌をフランス語でボサノヴァ調で歌ってる。先入観なしで初めて聴いたら「一休さん」だとは誰も思わん。この違和感のなさはアレだ!って思い出したんです。

●イベント「3DCG CAMP」の無料セミナーに出ます
「ヤンス!ガンス!」メイキングワークフローセミナー
10月16日(土) 15:20〜16:05
(以前アップルストア銀座でやったものとほぼ同内容です)
< http://www.3dcgawards.com/camp/free_seminar/meatordie/index.html >

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >
カスタム・ローラの写真がもう発表されてます。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post_4821.html >

●「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」DVD発売決定、アマゾンで予約可!
< http://amzn.to/cH9BqG >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

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2010/10/12

リトル・ローラ / カスタム・アートショーに参加します



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札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 
「リトル・ローラ / カスタム・アートショー」
2010年10月23日(土)~11月21日(日)
札幌ロフトのグラフィックコーナー

詳しくはPaintMonsterBlog

2010/10/06

■グラフィック薄氷大魔王[234] やっぱToDoリストは必要だな

■グラフィック薄氷大魔王[234]
やっぱToDoリストは必要だな

吉井 宏
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3週間前、「いろんな制作衝動を全解放!今やらなければいつやるんだ?」と書きました。「こんなことやってる時間じゃない」とかのブレーキをはずして制限なしで突っ走ったらどうなるか?

予想どおりっていうか当然そうなるだろうと思ってましたけど、さっそく弊害が出てきました。一つのことに没入してしまうと、他のことをやる時間がぜんぜんなくなっちゃうのでした。もちろん仕事など外部的に時間の制約のあるものは最優先でやりますけど、「いろいろやるぞ。次はこれ、次はあれ」って軽やかに制作することがまったくできなくなってしまう。

やっぱりある程度の計画性というのは必要だなあ。何をやるかのToDoリストや仕事細分化リストはどうしても必要らしい。ToDoを俯瞰で見れないと今何をやるのが最良かの判断がぜんぜんつかない。やはりOmniFocusに戻るしかないかと起動してみたところ、あの追い立てられるイヤな気分が蘇ってきてダメ。

ToDoソフトやウェブサービスはいくつもありますが、OmniFocusと双璧で語られることが多い「Things」が良さそう。OmniFocus同様にiPhone用アプリも用意されていて同期できるとのこと。15日使える評価版をMacBook Proにインストールしてみました。

Things < http://www.netjapan.co.jp/r/product_mac/thg/ >

ちょっと前に終了した仕事や進行中の案件を10項目くらいプロジェクトとして作成し、使い勝手を確認。機能や使い方はOmniFocusとそれほど違いはないんだけど、きっちりして清潔感のあるインターフェイスデザインのせいか、あの圧迫感は感じない。タグで項目を整理できるのも便利だし、終了項目を「ログブックへ」というのもいい感じ。

Thingsを5日間使ってみて、なるほどこれはイケるかも!ってことで、メインマシンのMac Proにもインストールし、データの同期を試してみた。ThingsのライブラリをDropboxに入れておけばどのマシンからも同じデータが使えるはず。

ところが、iCalやEvernoteやOmniFocusのように、複数のMacで起動しておいて、どちらかで書き込むとすぐにもう一方のMacにも変更が反映される、ってのができない。Thingsのライブラリは終了時にしかライブラリが変更されないらしく、起動のタイミングによっては新しい書き込みが消えてしまったりする。

おかしいな、とThingsのサイトをよく見たところ、なんと!同期機能が実装されてないじゃないですか! うむ〜。どちらか一方のMac一台だけで使うと決めてしまうか、使うときだけ起動する習慣にすればいいのかもしれないけど、DropboxやMobileMe、Evernote的なリアルタイム同期の便利さに慣れちゃった今となっては、かなり不便に感じてしまう。

Thingsは相当気に入ってたのだけど、あきらめよう。では、EvernoteをToDoリスト的に使えないものか? ツリー形式の書式に対応してればなあ。お?タグを利用する手はあるな。一枚のノートの中でリストを作ろうとしないで、タグをつけたノートをリストの一項目として扱う。その中に仕事細分化リストや電話メモや資料などを全部放り込んでしまえば、今まで散らばりがちだったメモが仕事ごとに一箇所に集まる。

また、更新日でソートしておけば頻繁にいじってる項目は上に来るし、終了していじらなくなったら降りる。完全に終了した項目は「終了したToDo」ってタグにつけかえればリストから消えることになるし。Evernoteの中でできちゃうなら、ちょっと便利かも。しばらく試してみよう。

追記1。「Egretlist」というEvernoteを利用したiPhone用ToDoアプリを教えてもらいました。まだ試してないですけど、Macメインで使うにはたぶん不便っぽいかな。

追記2。厳格なGTD的生産性追求にはもうそれほど興味ないです。あれの短所は、放っておけばやらなくて済んでしまうささいな事柄が、さも重要事項に見えちゃうこと。やらなくてもいいことまでほじくり出した自分自身に忙しく追い立てられるのは、自爆としか言いようがない。

【吉井 宏/イラストレーター】

フィギュアの塗り分けに「マスキングゾル改」という製品を初めて使ってみた。水溶性のゴム状の液体を筆で塗った部分がマスキングされるのです。なかなか優れものなのですが、きれいにペリペリ剥がせるわけじゃなく、セロテープなどを使ってもどうしても残ってしまうところがある。思いついて、20年近く前、ペーパーセメントを剥がすのに使ってたロール状のゴムで擦ってみたところ、すごい簡単に剥がせる! 「ラバークリーナー」って製品でした。こんな便利なもの、もう手に入らないのかと思ったら、普通にamazonとかでも売ってる現役の製品なんですね。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >

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2010/09/29

■グラフィック薄氷大魔王[233] いまさらだけどMagic Trackpad

■グラフィック薄氷大魔王[233]
いまさらだけどMagic Trackpad

吉井 宏
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あれ? Magic Trackpadについて、ほとんど書いてなかったっけ。7月末に入手したのでもう2ヶ月たちますが、夏休みと休載3回のブランクの間に旬を逃したようです。使ってます! Mac Proまわりの環境が一変しました。

AppleワイヤレスキーボードとTrackpadを並べると、超ピッタリ。トラックパッドとしての使いやすさというよりも、Appleワイヤレスキーボードのサイズに合わせてサイズが決まったのかも。
写真< http://yfrog.com/mycmgj >

表面は非常になめらかでサラサラ。手を洗って戻ってきた直後で指が湿ってるとぜんぜん動かない〜。軽くタップでクリック、押し下げてクリックもMacBook Proと同等。ちょっと力を入れないとクリックやドラッグできない。マウスボタン並みに軽くしていいと思うけど。

人差し指でポインティングして親指で押し込むと、そのまま人差し指でドラッグ可能。このほうがラクです。今までダブルタップのドラッグしか使ってなかったので最初はやりにくかったけど、慣れたらこちらのほうが自然にできるようです。長距離のドラッグもラクラク。人差し指で押し込んでドラッグする場合も、なるべく手前でやれば、多少軽いです。

MacBook Proでも同じだけど、ドライバで一本指ダブルタップドラッグと、三本指ドラッグ、どちらか一方しか選べないのが残念。三本指ドラッグを選ぶと、ページめくりやウェブブラウザの「戻る・進む」ができなくなる。

意外なマイナス点。キーボードの右側に置いてると、returnなど右のほうのキーをいじってるときに指がタッチパッドに触れてしまい、カーソルの位置が変わってしまうことがある。薬指と小指がパッドに触れないように上げておかなきゃならず、意外にしんどい。マウスはボタンを押すとき以外は力は抜けてるからラクなのだ。

ところで、今まで何度か書いてきましたが、「テンキーなしのキーボードに慣れたい」というのがありました。「ノートパソコンだけで仕事したい」って悲願があったのですが、それにはまず、ノートパソコンのテンキーなしキーボードで数字入力をマスターする必要がある、と。何度か挑戦したものの、やはりテンキーに頼ってしまってダメでした。

大きなintuos4の上にキーボードも載せて使ってましたが、今回、Magic Trackpadが加わって、テンキーのついたキーボードを置くスペースがなくなってしまったため、無理矢理テンキーなしキーボードを使うことにした。Mac Proの場合、ワイヤレスな必要がないので、有線のテンキーなしAppleキーボードを購入。ただ、幅が小さいのでMagic Trackpadとサイズが合わないのがザンネン。
写真 < http://yfrog.com/mua65gfj >

しばらく使ってたら、上に並んだ数字キーでの入力に慣れてしまったぞ! 数字を打とうと思うと手が自動的に上に滑っていく! Excel入力は無理でも、CGソフトやテキスト中に数字を打つくらいは普通にできるようになりました。何度かテンキー付きキーボードに戻してみたことがあるけど、テンキーまで遠い! デカい! ジャマ! とまで感じるまでになった。テンキーなしキーボードの不満といえば「矢印キーが小さすぎ」くらい。

マウスがあると頼ってしまいそうだったので、はずして片付けてしまった。もうマウスは無しで大丈夫。普段の操作はタブレットのペンでやるのですが、マウスのホイールの役割をMagic Trackpadに。ペンを持ったままスクロールできるのが非常に快適です。

○おまけ
こんな置き方はどう? このくらいの面積が見えてればぜんぜんオーケー。タブレット併用時には無理だけど。または、先週書いたようにキーボードの向こう側がトラックパッドってのも、スペースが許せばいいかも。
写真< http://yfrog.com/5h1jxij >

【吉井 宏/イラストレーター】

例の件について。ああいった事態が起きた場合に備えて作戦シナリオやマニュアルを考え得る限り何通りも用意しておき、即座に対応できるようにしておくのが国の重要な役割だと思ってた。ショックだったのは、それが用意されていたり発動された形跡がまったくなく、わざわざ最悪の対応をしてしまったこと。要するに、何にも考えてないことが明らかに・・・。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト40名の競演!!
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●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

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2010/09/22

■グラフィック薄氷大魔王[232] タブレット&パソコン、こうだったらいいのに!

■グラフィック薄氷大魔王[232]
タブレット&パソコン、こうだったらいいのに!

吉井 宏
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僕の場合、タブレットを使うの前提なので、一般向けにどれだけ使いやすくデザインされたパソコンでも、いろいろ不満が出てくる。液晶モニタ、キーボード、マウス(タッチパッド)の三つが、人間がパソコンに直接関わる部分だけど、これにタブレットが一つ加わると、三つの使いやすさのバランスが大きく崩れちゃうのだ。

たぶん、パソコンを使うミュージシャンも、入力用MIDIキーボードが加わることで同じように使いにくさを感じているんじゃないかと思う。タブレットに関わること以外でも、ちょっとした「パソコン、こうなってれば使いやすいはずなのに」を二つ書いてみた。

○ノートパソコンのキーボードとトラックパッドの位置は逆がいい

今までMacBook Proでもタッチパッドよりもマウスばかり使っていた。最近、Mac Proで使い始めたMagic Trackpadが便利なので、MacBook Proのトラックパッドも同様に多用するようになってきた。

普通、トラックパッドって人差し指で操作しますよね? 親指で慣れてしまえばそのほうが便利でラクだろうと思うけど、マルチタッチが標準になってしまった今となっては、親指と人差し指の両方を使わなきゃしょうがない。

で、キーボードを打ちながら、ちょっとトラックパッドで操作しようとすると、手首をぐっと内側に強く曲げて人差し指をトラックパッドに持って行かなければならないのは不自然だと思う。手首を曲げずに人差し指をトラックパッドの位置まで下げると手首がノートパソコンの手前からずり落ちてしまう。

トラックパッドがキーボードの向こう側にあれば、人差し指を伸ばしてスッと持って行けるのになあと。ぜったいそのほうが自然でラクな動きだと思う。パームレストのスペースが必要なのはわかるけど、角度をつけてキーボードの端が机に近づけばいいんじゃないかな。以前、VAIO 505 Extremeっていうキーボードが手前なノートPCがありましたが、残念ながらポインティングデバイスはスティック式。
< http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-X505/index.html >

理想的には、スペースキーかその付近の専用ボタンを押している間、キーボードのキー天面全部合わせて大きなトラックパッドとして使える、みたいなのがいいな。

タブレット的には、キーボードが手前にあれば、タブレットの向こうがすぐキーボードになるのに、ってことなのです。現状では、パームレストにタブレットを乗り上げさせ、向こう側の低い位置のキーボードを使ってます。タブレットが厚さ3mmなら段差は気にならないんだけどな。大きな板にタブレットとBluetoothキーボードを載せ、MacBook Proにガバッとかぶせて使ったりもしますが、キーボードの1cm床下に本来使われるべきキーボードがあるってのがどうにもバカバカしい。

○一枚のディスプレイでデュアルディスプレイ

タブレットをデュアルディスプレイで使う場合、タブレットの面積を有効に使おうと思えばメインディスプレイのみに割り当てるしかない。2枚のディスプレイを割り当てると、タブレット上の描画範囲の面積は単純計算4分の1になってしまう。

すると、メインディスプレイはタブレットで操作、セカンドディスプレイはマウスで操作することになる。僕は大きめのタブレットにセカンドディスプレイの半分くらいまでを操作可能範囲に割り当ててますが、マウスとの使い分けが少々めんどくさい(Magic Trackpadをタブレットに載せてるので多少は改善した。それで言えば、WACOMのBambooのタッチ兼用版ならもっといいかも)。

なので、基本的にはデュアルディスプレイは苦手。一枚のディスプレイの中にいろいろ同居させると、そのサイズや範囲、前後関係の調整や操作が面倒なのです。ときたまデュアルディスプレイにしてみるけど、すぐに操作の煩雑さに「ムキーッ!」となってシングルに戻したりする。

「資料をサブディスプレイに表示しながらメインディスプレイで作業」が便利だったり、フォルダや書類を広げ散らかしてアプリをまたいでの作業がラクなのは確かです。でも、ExposeやSpacesを使ってると、デュアルディスプレイの物理的な広さよりも、一枚のディスプレイでも首や目の動きが少なく済んで快適なのです。

で、こうだったらイイのに。散々探しても見つからないのでそういうユーティリティは存在しないのかもしれないけど、「一枚のディスプレイをデュアルディスプレイとして使うユーティリティ」があればいいなと。どういうことかというと、たとえば左3分の1と右3分の2を独立したディスプレイとして扱いたいのです。

左に資料を表示、ズームボタンを押して最大にしても3分の1を越えない。右の3分の2で作業。Photoshopの「アプリケーションフレーム」で似たようなことができなくもないけど、別々のディスプレイってことにしちゃうほうがいろいろ都合がいい。タブレットの範囲問題も解決。

【吉井 宏/イラストレーター】

Apple LED 27インチディスプレイ、発表されてからずいぶんたつのに、ちっとも発売されない。もう他社の買っちゃうぞ、と思ったら、出てました。ギャラリーのMac miniとの組み合わせが最高!裏にMac miniを両面テープで貼って使いたい。しかし、Apple製ディスプレイがこの機種たった一つになってしまうのはどうも腑に落ちない。もしかしたら、間もなくOSXとiOSの融合でタッチパネルが標準になるかもしれないから、いまさら普通のモニタのリリースは最低限にしておこうってつもりかも? その線で行けば、来年1月にタッチパネルiMac、同時は無理でも来年中にはMacBook Proのスレート型!キーボードは画面タッチ式。iPadのキーボードだって、ATOKが入ってさえいりゃ、普通に使えるわけだし。マウスも無しの完全に一枚で完結するボード型パソコン!

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト40名の競演!!
< http://martyito.blogspot.com/2010/09/blog-post.html >

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●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作中。
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2010/09/15

■グラフィック薄氷大魔王[231] いろいろ衝動全解放!

■グラフィック薄氷大魔王[231]
いろいろ衝動全解放!

吉井 宏
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しばらく仕事に忙殺された後は、立体制作にのめり込む。っていうか、まさに今のめり込んでます。時間食いでほとんどお金にならないフィギュアや立体造形。部屋はぐちゃぐちゃになるしモノは増えるし、いったいオレ何やってるんだとか自覚はありながら、それでも作らないとシヌ的な正体不明の衝動に突き動かされてる感じ。

で、最近ある企画の進行の遅さにシビレを切らして聞いてみたところ、普通に5年やそこらかかるものらしい。まだそれは話が始まってから4年目。制作自体は素早かった「ヤンス!ガンス!」だって、2年以上かかってるけどまだまだ着火したとは言えない。実を結ぶまであと何年かかるか。

じゃあ、その次を始めようと思ったら、それがなんとかなるまでまた5年? いや正確には、「なんとかなるか、なんともならないか、結論が出るまでにそれだけかかる」ということ。そんなに時間がかかるんじゃ、モタモタしてたらこの先何も実現しないじゃないか!

ソフビのフィギュアだってずっとやってみたいと思ってるし、大型作品で個展もやりたい。絵具で絵も描きたい。もちろんCG・デジタル関連でやってみたいことはいろいろある。でも「いつかやってみたい」じゃいつまでたってもできない。今やらなければいつやるのだ?

というわけで、これまで一応それなりの節度というか、過度にのめり込むのをギリギリ自制してきたけど(どこが?という声が)、これからは何においてもそういったタガを全部はずしてしまおう。衝動を全解放したらどうなるかの実験。戦略なき突撃。ブレーキレス。行くとこまで行っちゃえ〜〜っ!

で、現在作ってる主なもの。Twilogにリンクがあるものは途中経過など写真付きで見れます。

●大型フィギュア第二弾
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=大型第二弾 >

5〜6月にかけて発泡スチロールで大きめの作品を作りましたが、イケそうな感じだったのでさらに大きめのものを作ってます。とは言っても、7月に作り始めたものの、仕事が忙しくなったり他のものを作るスケジュールの都合で、現在は完成直前で止まってます。

前回はパテで表面を覆いましたが、強度の問題からエポキシ樹脂でFRP的に作ってます。ただ、ガラス繊維クロスを何層も重ねるのは作業的にキツすぎるので、クロスを貼るのは最低限にし、樹脂を分厚く積層しました。ところが、エポキシ樹脂って超硬い。カッチカチでぜんぜん削れない。表面を削って滑らかにするのに時間食い過ぎて、もう三ヶ月目。

これが完成したら、次はある意外な材料を使ってみようと思ってます。すでに実験済み。その材料が本命です。成功したら三つくらいを並行して作ってみようと思ってます。

●中型フィギュア「Tosaka」と「Nyoro」
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=T%26N >

こちらはあるショップのイベントで展示・販売用に作ってる立体なので、遊びじゃなくて仕事の範疇です。なので、途中で中止したり引き返したりできない真剣勝負。ちょっと大きめの高さ22cmくらいです。今までのフィギュアが6cm〜15cmくらいだったので、容積で言えば数倍〜数十倍! いろんな未経験の技術を初めて使ってます。

3D立体出力物を元に原型を作成してますが、7月中旬からスタートして、まだ複製品の完成までに1ヶ月以上かかりそう。現在、シリコン型を作成中ですが、石膏バックアップという技を試したものの失敗しつつありな感触。大型第二弾と合わせてまたレポートします。

●iPad/iPhone用の楽器アプリ

一昨年、iPhoneアプリが登場し始めた直後に「僕も作ろう!」って着手して基本部分は出来てたものの、都合により延び延びになってました。今年の夏のうちには出したい!ということで7月頃から仕上げにかかりましたが夏には間に合いませんでした。でも、たぶん来月中にはリリースできると思います。これも後日詳しく書きます。

【吉井 宏/イラストレーター】

デジクリ夏休み後、ちょっと所用で出かけたりしてまして、3回も休載してしまいましたが、復活しました。書くタイミングを逃したワクワク新製品のうち、新しいiPodの感想。iPod touchはiPhoneを持つ予定がない僕みたいな人には最高!電話以外はiPhoneとほぼ同じ。iPhoneアプリ制作にも必要なのでぜひとも入手するつもり。新iPod shuffle、そりゃこのほうが使いやすいでしょ。でもあの極小がなくなっちゃうのはちょっと残念。新iPod nano、これは僕的にかなり微妙。クリップでいつも外に出てるから支障ないかもしれんけど、ポケットの中で操作できなくなった。nanoが「音楽を聴くための主力iPod」じゃなくなってしまう。液晶を見ないと操作できないなんて、音楽プレーヤーと言えない。ホイール操作の使いやすさの伝統が途切れちゃうのはもったいない。唯一ホイールが残ったclassicを買うような人は相当のマニアだろうし。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト40名の競演!!
< http://martyito.blogspot.com/2010/09/blog-post.html >

●「ヤンス!ガンス!」MUSIC ON! TVでオンエア開始。
< http://www.m-on.jp/regular/detail377.html >
●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作中。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/07/100710-4.html]] >
●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。
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TDW_1968

2010/08/07

TDW_1953


今までよくわからなかったので滅多に使ったことがない「被写界深度」つきでレンダリングしてみた。おー!生々しい存在感だ。
ボケ足の調整がわからなかったんだけど「f」の値を小さくすればいいみたい。ボケ足の画質が荒れるのはアンチエイリアスの値を上げる?

2010/07/28

■グラフィック薄氷大魔王[230] いつものスケジュール管理のアレ

■グラフィック薄氷大魔王[230]
いつものスケジュール管理のアレ

吉井 宏
───────────────────────────────────
定期的に襲ってくるアレ。普段は気にしないように努めているのに、忙しいときに気になり始めるともうそれしか考えられなくなるってアレです。スケジュールや情報管理ソフトの運用、もうちょいなんとかならないかと悩みまくるのですが、今回は意外に決断が早かったです。

OmniFocusを使い始めて8ヶ月たった先日、古いデータをアーカイブするとiCal上の完了ToDoが消されちゃうことに気がついた。完了して非表示にされてるのではなく、項目自体が消去されてる。まずい。 ToDoリストは2001年からの日記代わりの記録になってたのに〜〜!! OmniFocusは動作を軽くするために古いデータをアーカイブに移動を推奨されてるのでそうしてました。アーカイブを開いて「完了した項目を表示」にすると一応見れるのだが、iCalの記録として見れないところがしっくり来ない。

iPadやiPod touchでもOmniFocusのiPhoneアプリを使ってますが、同期が重い。同期しないでいるとすぐ警告が出る。あと、外出時には「外出して用事をする」という一つのタスクしかしてないわけで、あんまり見ないし。

一方、iPadのカレンダーアプリは軽いし画面デザインいいし何も考えなくてもMacのiCalと同期されてる。まずいことに、OmniFocusとiCalを同期してると、同期されないタスクやToDo名の整合性が気になってしょうがないのだ。OmniFocusをやめればすっきりする。

OmniFocus的仕事細分化リストはMail.appのメモでやることにしよう。Mail.appのメモのチェックボックスもちゃんと同期されるようになってるし。iPadのメモの同期ではチェックボックス出ないのが惜しいけど、メモ上のチェックボックス項目はToDo項目として自動的にiCalにも追加されるのです。

そうなりゃ、OmniFocus使わずに済みそう!こんなきびしいアプリ、ヤメヤメ。自分が作ったリストに「次はこれをヤレ!」って命令されるのはかなわん。進行が複雑な仕事では便利なのでまた使うかもしれないけど、普段は使わないでおこう。きっちりGDTすれば、仕事がどんどんはかどるなんて、僕には幻想だってことは8ヶ月間で十分わかった。

iCalとメモだけで行くぞ!便利にしようと手を加えるたびにどんどん複雑になっていくループから脱出だ。って、こういう結論に至ったのはたぶんここ数年で3回目くらい。こういうアプリとかの運用など考え始めるとすぐ一週間くらい経っちゃう。今すぐデータ移動実行する!決断するまで3時間!早いぞ。

OmniFocusの完了項目アーカイブをデータベース本体に戻して「未完了」に変更、iCalと同期してToDoをiCalに送る。これで全ToDoが復活。iCalに戻したToDo何千個を一個ずつチェックボックスをクリックして非表示にするのが非常に面倒、と思ったら、Mail.appのToDo項目で全選択して「完了」にするだけだった。OmniFocusは使用停止!

8ヶ月ぶりにiCalとメモに戻った。iPadが加わったので、特に同期関連はシンプルにするのがいいのだ。一点だけ惜しいのは、OmniFocusのToDoの日付を小さいカレンダーを出して設定する方式は便利だったな。iCalでは数字を打ち込むしかない。Mail.appのToDoでは、明日・来週とかをプルダウンで設定できるけど、選択肢が少なすぎ。

このままイケるかと思いきや、ありゃ? Mail.appのメモで作ったチェックボックスのリストを削除すると、iCalからも全部消える。おまけに、メモのチェックボックス項目名を修正してもiCalには反映されない。ダメか〜。

メモの代わりにEvernoteを使えないかと調べてみたところ、今さらながら、チェックボックスのリストを作れることに気がついた。なんだやっぱりEvernoteでToDo管理や仕事細分化リストまでできちゃいそうだ。iPadでは動作がちょっと重いけど、Evernoteを僕のメインメモリとして活用しない手はないな。もう700項目くらいあってテキストやウェブクリップや画像などぐちゃぐちゃ。タグをちゃんと整理しとかないと、普通に整理してないHDDの中身と同じになっちゃう。

Evernoteといえば、以前参考出品だったグリーンの「abrAsus 保存するメモ帳」。ヤッタ!発売されました。Evernoteプレミアム3ヶ月バンドル。ほしいけど、僕はEye-Fiのおまけバンドルの1年会員。どうなるんだろ? あ、大丈夫だ。「既にEvernoteプレミアム会員の方も、このプレミアムコードを使って3ヶ月間の期間延長することが出来ます」。ってことで届くのを待ってます。ところで、abrAsusって「油差す、効率化」って意味だそうで、いいネーミングだなあ。

< http://superclassic.jp/?pid=21675183 >

iPhone / iPad用のファイルメーカー「FileMaker Go」が出てる!でも、数百円のアプリが大半なのに4600円は高すぎる。ビュアー機能のみのバージョンで300円くらいだったら納得だけど。でも、しょうがないから買った。表示は重いけど、パソコン版と同等に表示できて便利。これをずっと待ってたのですが、う〜ん、iPadでファイルメーカーが使えるってことは、Bento3もBento iPad版も無駄だったか〜。

< http://www.filemaker.co.jp/go/ >

【吉井 宏/イラストレーター】

前回の「僕的上京」。20年に一度のチャンスに思い入れタップリで書いたくせに、クライマックス「7月20日午前。快晴。豊橋から新幹線こだま号に乗り」は「21日」の間違いでした。自分のバカ〜。

最近のUSBって電力強い?MacBook ProのUSB一個からハブ繋いで、キーボード、タブレット、ノート冷却台を繋いでも電気不足警告出ずに普通に使えてる。そのノートPC冷却台、気休めと思って興味なかったけど、あんまり熱くなるので買ってみた。実際効きますね。カンカンに熱くならないしファンの動作音はとても静か。青い発光ダイオードは例によって黒い紙貼り付けの刑。買ったのはサンワサプライのTK-CLN7ULSV、17インチ用。

8月末までデジクリお休みなので、書きたいこと書いちゃうけど、iPadに限らず政治家でも芸能人でも、マスコミの「持ち上げといて落っことすやり口」がやけに極端。最近目立ったのは「iPadもう飽きた」系の記事。iPadの場合、無数のアプリがある上に日々増えてるし、日本語の電子書籍だってiBooksがなくたってすでに一生かかっても読み切れないくらいあるし、ウェブ世界は無尽蔵。たかだか数ヶ月で飽きようがないじゃないかと思うんだけど。

iPadを面白がるとか便利だとか思えるってのは、iPadから何が出てくるかじゃなく、自分の興味をどうiPadに映し出せるかってことだと思う。それってパソコンでも本でもテレビでもゲーム機でも同じでしょ? まだ読んでないけどこの本は飽きた、放送見てないけどテレビは飽きた、面白いゲームを探しもせずこのゲーム機はダメとは言わないでしょ。で、そういった記事に対する某掲示板等の反応は「マスコミひどい!」じゃなく、iPad重いでかいMS Officeが動かない電子書籍少ない見せびらかしウザいとかの否定的意見が大多数でがっかり。ややこしくなくて身軽なiPadは「中身・内容・情報」を楽しむには最良の使い勝手を備えた窓・入れ物のデバイスだと思うけどなあ。iPadを積極的に楽しんでみても、人生にとって損はないんじゃないかと思うのですが、これも信者の遠吠えに聞こえるのかな。

●「ヤンス!ガンス!」MUSIC ON! TVでオンエア開始。
< http://www.m-on.jp/regular/detail377.html >
●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作中。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/07/100710-4.html >
●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。
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TDW_1949

2010/07/27

ワンフェス、ローランドDGブースに展示されたフィギュア


僕は行かなかったですが、おとといの「ワンフェス2010夏で」、ローランドDGさんブースに展示してあった6体中のうち2体をいただきました。高さ7.5cmくらい。切削はMDX-20と40。切削はさすがにツルツルきれいで、下地仕上げのサンドペーパーがけも不要だったそうです。担当者さんが自らペイントしたそうです。いい感じなので、残りあと4点も入手したら、これを型取りして複製してみようかな。

2010/07/21

■グラフィック薄氷大魔王[229] 僕的上京物語、直前まで編

■グラフィック薄氷大魔王[229]
僕的上京物語、直前まで編

吉井 宏
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書きそびれてたけど、今日という機会は逃せない。ちょうど20年前の1990年7月21日は、7年4ヶ月間勤めていた名古屋のデザイン事務所を辞めてフリーになった日。そして上京の準備・部屋探しに東京に出てきた日なんです。

「思えば遠くへ来たもんだ」の「ふるさとはなれて6年目」よりはるかに長い20年! そんな実感まったくないです。こないだ東京へ来たばかり、さあやるぜ! って感じが今も続いてます。東京は中学の頃からのあこがれでした。っていうか東京に行くと決めてました。

というのも、マンガ家になりたかった僕は、東京へ行ってライバルや仲間たちとトキワ荘のようなアパートで暮らのを夢見てた、そのまんまバカだったのです。日本の中心の大都会で腕一本でやっていくのだ!と考えてました。すぐ成功しなくても、「男おいどん」のような貧乏だが夢は持ち続けるみたいなのもいいなとか。サルマタケは嫌だけど、ラーメンライスや守り神は素晴らしい。

ストーリーが作れずマンガ家は向いてないとわかり、同じく東京が「本場」の絵を描く仕事のイラストレーターに変更した高校時代後半、大阪の美大を薦められたこともあるけど、愛知県から見たら逆方向なのでぜんぜん興味わかなかった(最近になってその美大の出身者で活躍してる人がずいぶん多いと知り、ちょっともったいなかったな)。っていうか、当時はなぜか思いつかなかったけど、東京の学校に行けばよかったんだけど。

名古屋のデザイン専門学校を卒業するとき、東京で就職しちゃう手はありましたが、卒制ゼミの先生(っていうか師匠)の事務所に入ることになったので、一旦断念。そこでいろいろ覚えて3年くらいしたら東京へ行くつもりでした。父が単身赴任になったため、母一人残して上京しちゃうのはマズイだろうというのもありました。

就職から4年たった1987年、そろそろスタートしなきゃこのままじゃ一生地元だと焦りはじめた。同年代の若いイラストレーターが活躍し始めたり、父が帰ってきたなどいくつかの出来事が重なり、やはり東京に行かねば!と決意。忘年会後に一人残り、「会社を辞めて東京に行きたい」と師匠に言ってみたところ、「まだ早い。オレがいいと言うまで待て」と。OKが出るまでそれからまだ2年以上もかかるのでした。

日曜や連休を利用して、夜行電車で年に数度くらい東京に来てましたよ。展覧会やイベント、銀座のイエナ、神田神保町で古本の画集などを探したりするのが目的でした。東京は大きいなあ! 早くここに住みたい!と思いました。

1990年春、名古屋での総決算として「スペースプリズム」で個展開催。その時の絵など数十枚が東京攻略の武器になるはずでした。その頃は幻想・SF系のイラストでイケるなんて思ってたのです。すでに、怪奇幻想系の文庫本カバーの仕事を受け始めてましたし。名前が出るイラストレーターとしてのデビュー作です。↓

< http://sites.google.com/site/thinkzink/Home/アンソロジー/ジャンル別/『ウィアード1』怪奇幻想小説シリーズ >

で、7月20日が退社と決まり、手帳のカレンダーの日付を一つずつ塗りつぶし、その日が来るのを待ってました。個展が終わってから退社までの数ヶ月、それはもう待ち遠しくて気が変になりそうでした。

東京のどこに住む? について。師匠から「港区以外ダメ」とのお達しが出てましたが、それは大正解でした。考えなしに安い部屋を探して東京近県の田舎に住み、そのまま朽ち果てる危険は数年たってから実感した。あぶなかった。あと、アルバイトで時間をつぶされず、かつ家賃分くらい出るようにと、出身校の渋谷校で講師できるように紹介してもらえました。

東京の不動産屋に条件に合う部屋のFAXをいっぱい送ってもらい、港区では最も安いと思われた田町・芝浦あたりに目星をつけ、退社の翌日に上京して現地で確認という手はずになってました。あれ? いったいどうやって東京の不動産屋を見つけたんだろ? インターネットなしの情報収集ってものすごい大変だったはずだけど、よくみんな普通にやってたなあ。

退社の日。送別会もしてもらったんだけど、なんかそれもぜんぜん記憶にないや。翌日の東京行きで頭がいっぱいだったんだと思う。帰りの電車で缶コーヒーを飲みながら、自由の身になったうれしさがじわじわとこみ上げてきたことだけ覚えてます。

7月20日午前。快晴。豊橋から新幹線こだま号に乗り、発車して速度が上がっていくときの興奮と爽快感! 頭の中では「空軍大戦略のテーマ」のファンファーレが鳴り響いてました。

< http://www.youtube.com/watch?v=IFEXitPn1ko >

【吉井 宏/イラストレーター】

すいません。つまんないかもしれないけど、これは書いておきたいんで。次回じゃないかもしれないけど、あと何回か書きます。ところで、大型作品の第二弾を作ってます。発泡スチロール削りはニクロム線カッターをメインにし、静電気防止スプレーやシートで囲んだコーナーを工夫して削りカス問題をクリア。ところが、エポキシ樹脂塗りのどうにもならない地獄みたいな作業、その後のカッチカチの樹脂削りが難航。電動サンダーの作業は部屋中に粉が飛び、なんともどうしようもない状況に。基本的に作業場がないとムリです。早くなんとかしたい。

●「ヤンス!ガンス!」MUSIC ON! TVでオンエア開始。
< http://www.m-on.jp/regular/detail377.html >
●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作中。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/07/100710-4.html >
●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

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2010/07/18

TDW_1944



最近ときたまリニューアルをやってますが、これもTDW_1240の作り直し。気に入ってる古いTDW作品はいろいろあるけど、例えばフィギュア制作の候補にするにはあまりに古くてそのままじゃダメなので作り直してます。

2010/07/14

■グラフィック薄氷大魔王[228] iPadに指で描く

■グラフィック薄氷大魔王[228]
iPadに指で描く
吉井 宏
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iPadに太い指で描くと、細かく描けない&どこを描いてるのかわからない問題、について。画期的な解決法を発見!!
「指にサインペンでカーソルを描く!」
< http://www.yoshii.com/dgcr/finger.jpg >
ほとんど冗談みたいですが、ホントに描きやすいです。指でiPadに描くとき、描画ポイントは指の下に隠れてるわけですが、その位置が見えればいいんです。そこで指を透明にする代わりに、線が描かれる位置に十字カーソルを描いてしまうわけです。これなら透明な指とほぼ同じです。

まあ、マジックでカーソルを描かなくても、指の上に黒丸のシールとか貼るなどして、描画位置がわかるようにすりゃいいんですけどね。人差し指にはめて使う、十字カーソル付き指輪や指サックがあったらおもしろい。

実際、手脂の有無で摩擦が安定しないpogoペンよりも描きやすいかもしれない。この方法で描くと、くるっと円を描いても書き始めと終わりがちゃんとつながる。指から離れた位置にカーソルをずらせるお絵描きアプリもありますが、せっかく指先で描く利点がなくなってしまう。

ところで、iPadが指で描きにくい理由は、指が短く太すぎることもあるけど、関節が浅い角度に片方にしか曲がらないことが原因だと思うのです。中指や人差し指で描くと、指の関節をうまく使って器用に曲線を描きたくなるけど、それがかえってうまく描けない原因になるようです。

なので、親指と中指で人差し指を押さえて曲がらないように固定して描くとなかなかいい感じです。指ではなく手首や腕で描く感覚です。親指で描くのもいいみたい。僕の場合、一番長い中指を小指を除く三本指で固定して描くと具合がいいようです。
あと、指で描くと手首を45度ほど捻って描くことになるので、それがかなりしんどい。iPadをいくらか手の方へ傾けて描くとラクです。ついでに首を移動すると、格好は変だけど理にかなってる(つまり、覗き込む方向を画面と手に合わせる)。
最近はpogo stylusペンに滑り止めのシリコンの管をはめたもので描いてましたが、ペンを使うのならもうこれで決まりって感じです。ただ、指だけで使えるiPadなのに、わざわざペンを持って歩いたり取り出して描くのはなんか違うと思う。指だけで使いたい。

写真<  http://www.yoshii.com/dgcr/pogostylus.jpg >

iPadで筆圧を使える仕組みをpogo sketchの会社が開発中だそうです。僕的に筆圧よりも優先順位が高いと思うのは、WACOMタブレットペンで言うところの「ON加重」。現状、pogoペンでも少し力を入れて押しつけないと描かれないので。軽い筆圧で描けるペンならほしい。

< http://tenonedesign.com/blog/pressure-sensitive-drawing-on-ipad/ >

pogoの筆圧の仕組みがどうなってるのかわからないけど、タッチパネルは指の接地面積を取得してるはずなので、それを筆圧に換算すればいいんじゃないかな。

と、またまたiPadお絵描きアプリのレビューまでたどりつけなかった〜。
【吉井 宏/イラストレーター】

iPadのタッチ操作が気持ちいいのは、遠くのボタンを薬指とかでサッとつつける。つまり、手の移動が実質少ないし、直感的に素早く操作してる実感が大きい。早くタッチ操作式のiMacを出してくれ〜。指操作の快適さに慣れてしまうとマウスやタブレットペンがまどろっこしくてかなわんのです。そうそう、マルチタッチ式のiMacじゃないけど、Apple TVがiOSとマルチタッチ画面を搭載して近々発売との噂が。まさか大画面のテレビをタッチしにわざわざソファから立ち上がるのはないだろうから、手元で操作する画面付きリモコンみたいなものかもしれない。でも15インチくらいの画面だったらお絵描きアプリが快適そう。
●「ヤンス!ガンス!」MUSIC ON! TVでオンエア開始。
< http://www.m-on.jp/regular/detail377.html >
●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作中。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/07/100710-4.html >
●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。
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TDW_1942

2010/07/12

iPad、指にカーソルを描く!


「iPadに太い指で描くと、細かく描けない&どこを描いてるのかわからない問題」について。画期的な解決方法を発見!!

「指にサインペンでカーソルを描く」!!

ほとんど冗談みたいですが、ホントに描きやすいです。指でiPadに描くとき、描画ポイントは指の下に隠れてるわけですが、その位置が見えればいいんです。そこで指を透明にする代わりに、線が描かれる位置に十字カーソルを描いてしまうわけです。これなら透明な指とほぼ同じです。

まあ、マジックでカーソルを描かなくても、指の上に黒丸のシールとか貼るなどして、描画位置がわかるようにすりゃいいんですけどね。人差し指にはめて使う、十字カーソル付き指輪や指サックがあったらおもしろい。

実際、手脂の有無で摩擦が安定しないpogoペンよりも描きやすいかもしれない。この方法で描くと、くるっと円を描いても書き始めと終わりがちゃんとつながる。

ところで、iPadが指で描きにくい理由は、指が短く太すぎることもあるけど、関節が浅い角度に片方にしか曲がらないことが原因だと思うのです。中指や人差し指で描くと、指の関節をうまく使って器用に曲線を描きたくなるけど、それがかえってうまく描けない原因になるようです。

なので、親指と中指で人差し指を押さえて曲がらないように固定して描くとなかなかいい感じです。指ではなく手首や腕で描く感覚です。親指で描くのもいいみたい。僕の場合、一番長い中指を小指を除く三本指で固定して描くと具合がいいようです。

TDW_1941

2010/07/08

2010/07/07

■グラフィック薄氷大魔王[227] iPadお絵描きアプリのレビュー、までたどり着けない

■グラフィック薄氷大魔王[227]
iPadお絵描きアプリのレビュー、までたどり着けない

吉井 宏
───────────────────────────────────
iPhone/iPod touchのAppストアが始まったとき、ものすごい勢いで増えていくアプリの数に目まいがしたものだけど、iPadアプリも輪をかけてスゴイです。何もなかった空間に、突如世界が生まれたというか、ビッグバンというか。ゴールドラッシュかもしれない。

iPad用のお絵描きアプリ。「Painterも真っ青」みたいなすごいアプリもありますが、僕の場合、「ラクガキ、ドローイング」って目的がはっきりしており、高機能なものは望んでないです。素早くたくさんドローイングしたいだけなので、あくまで手軽で描きやすいものがいいのです。

iPadを使い始めた最初からSketchBook Proばかり使ってますが、これに満足してるわけじゃぜんぜんないです。特に、ブラシの切り替えの遅さには閉口します。また、ギャラリーが新しく加筆したもの順に並ばないので、どれが新しいかわからないとか。他のいろんなペイントアプリも、「くぅー、ここがこうなってればなあ」ってところが多い。自分でお絵描きアプリ作りたいです。

なので、もっと軽く使いやすいアプリはないかなっ? ってことで、毎日アプリを物色しては悩んだり購入したりしてます。たいてい数百円なので、どんどん買っちゃいます。もしハズレでもダメージはほとんどないです。めぼしいものはだいたいチェックしてますが、目立たないのにいい機能を持ったアプリもあったりするし、毎日増える。「paint」や「draw」で検索すると何百個も出てきます。

お絵描きアプリに限らず、アプリ選びでつくづく思うのは、アイコンの出来がいいものはそこそこちゃんとしてるなあってこと。ダメダメなアイコンのアプリが当たりだったことはほぼないんじゃないかと。アイコンのデザインが優れてるとかダサいとかよりも、ちゃんとアプリの特徴を象徴するようにしっかり考えられているかどうか。

アプリ自体をしっかり作ってればアイコンをおろそかにはしないでしょう、という意味で、アイコンまで気が回らない開発者の作ったアプリは、機能的にもどこか気が回ってない部分がある可能性が高いんじゃないかなと。

あと、せっかく労力をかけてアプリを作ってるはずなのに、紹介の画像が1〜2枚だったりお粗末だったりする。また、Webページやサポートが適当だったり無かったりするものがけっこう多い。操作のわかりやすいアプリに過剰な説明は不要だけど、作りっぱなしで放ってある感が漂うアプリはあんまり買いたくないです。

アプリ選びといえば、ひどい匿名レビューについての記事がありました。amazonもまったくそうですね。普段ほとんど見ないけど、iPhoneのゲームアプリカテゴリーを覗くと、とんでもなくひどいレビューや炎上状態をいくらでも見つけられます。

「日本のAppStoreレビューは2ちゃん的...開発者が問題提起」
< http://www.kotaku.jp/2010/06/appstore_review.html >

 ああいうレビューは自動で全部載せず、管理者がチェックしてから掲載すりゃいいと思うのだが。道徳心があったはずの日本人なのに、誰も見てなくてもお天道様が見てるぞ的自制心が弱くなってる上に宗教的歯止めもないため、世界でも最悪になってるのかもしれない。お金を払った客は開発者より立場が上だから罵詈雑言何でも書いていい、と勘違いしてるんじゃないか?

・・・と、お絵描きアプリのレビューをいくつか書こうと思ったのに、前振りが長くなってしまいました。レビューはまた今度。

【吉井 宏/イラストレーター】

せっかくScanSnap自炊熱が落ち着いてきたところなのに、以前にスキャンしたPenやDesignPlexやスタジオボイスなど約150冊分のフォルダを発見。そうだよ、どこかにあると思ってたんだ。っていうか、せっかく捨てて忘れてた古本がどっさり返却されてきた気分。価値ある記事や写真も多いからスキャンしたにちがいないんだけど、いいんだか悪いんだか。

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。アヌシー国際アニメーション映画祭2010 TVシリーズ部門にノミネートされてましたが、受賞は逃したようです。

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2010/06/30

■グラフィック薄氷大魔王[226] 発泡スチロール立体制作の課題と新しい材料

■グラフィック薄氷大魔王[226]
発泡スチロール立体制作の課題と新しい材料

吉井 宏
───────────────────────────────────
アナログとデジタルを振り子のように往復する僕。アナログへの大きな揺り返しで「以前から作ろうと思ってた特大のFRP人形を、今作りたい、今見たい!」状態になり、ついに発泡スチロール造形に手を出した、というのが5月に書いたあらまし。その後、数週間かかってとりあえず一個完成しました。制作過程はTwitterに写真付きで実況中継的に書いてましたのでそちらをどうぞ。

twilogの検索結果
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=発泡スチロール >

前回の記事
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20100526140700.html >

一個作ってみて、いろんな収穫がありました。材料は今回使ったものでほぼ大丈夫なようですが、問題点が二つ。スプレーと強度についてです。

今回の塗装はほぼ筆塗りのみでした。スプレーは下地の仕上げに軽く吹いたサーフェイサーと、最後のツヤ出しのトップコート(3缶空にした)に使いました。引っ越してから本格的なスプレー作業は初めてだったのですが、外の階段のところでスプレーするのはかなりキツい。高さがあるのでいつも強い風が吹いてるし、風が弱いときは吹いたスプレーの霧がいつまでも真っ白に漂う。近所の部屋には完全に迷惑だし、遠くから見たら煙が出てるように見えそう。

なので、スプレーの使用を皆無にできないかなと。サーフェイサーは、どうせサンドペーパーをかけちゃうので筆塗りでも問題ない。問題はツヤ出しトップコート。実はスプレーしたトップコートは、キレイな部分はとことんキレイでツヤツヤだけど、そうでもない部分はそうでもないのだ。大きなものの全体を一様に吹くのはむずかしい。

遠くの部分には乾きかけの粒子がくっつくのでザラザラになってしまう(その点、硬化が遅いウレタンスプレーがいいらしいので機会があったら試したい)し、ときたま大きな飛沫がビシャッと飛ぶことがあってガッカリする。次にやるときは、トップコート/クリアーの塗料を筆で塗ってみようと思う。意外に味があっていいかも。

あと、強度の問題。エポキシパテを全体に盛って削る方法は手軽で確実でいいのですが、盛りを均一にできなくボコボコなので、厚みがよくわからない。なので、削って整形していくうちに薄くなりすぎる部分があるようだ。実は、塗装中に手が滑って15cmくらいの高さから机の上に落下したのですが、肉厚が薄い部分に小さなヒビが入ってしまいました。高密度発泡スチロールなので重量が約1kgもあることが災いしたんだけど、硬度があっても衝撃には意外と弱いみたいです。

いちおう、「アート作品ないしはインテリア」みたいなものであって、動かしたり投げたりして遊ぶものじゃないので、強度は重視しなくていいとは思うのです。しかし、机の上で倒れてひび割れちゃうんじゃ弱すぎる。本格的にFRPに行っちゃえば問題ないんだけど、そこまで大げさにしたくない。

で、現在、代わりの素材をテスト中。エポキシ樹脂を使ったFRPみたいな方法があるとのことで、樹脂とガラスクロス(みたいなもの)を買ってきました。発泡スチロールに塗って試してみたところ、エポキシ樹脂はそれだけでも相当強度があってカッチカチだけど、ペンチでぶっ叩くと割れたりヒビが入る。ガラスクロスを入れて硬化させたものはさすがに丈夫です。

それで十分と思われるので次回作はエポキシ樹脂でやるとして、検索して見つけた「グラスファイバー入りパテ」が気になってしょうがない。クルマのバンパー等の修理に使うもので、なにしろ繊維が混ぜ込んであるので強度はすごそう。そういえば!と思って一度も入ったことがなかった近所の自動車用品ショップに行ってみたところ、置いてありました!それどころか、エポキシパテやFRPセットから塗料まで、フィギュア制作に使える樹脂系の素材が何でも揃ってる!もっと早く気づけばよかったー。

で、ファイバー入りパテを試してみました。ポリエステルパテなので、発泡スチロールに直接塗ると溶けてしまう。あらかじめ水性塗料を塗って皮膜を作っておいた。パテは暗い黄色で繊維入りなので、見た目がほとんどカボチャの煮たやつのグジュグジュになったところそっくり。ヘラで伸ばすとまとまった感じで伸び、ラクに均一に盛れてなかなか良い。

ところが、水性塗料の皮膜が弱かったのか、発泡スチロールを溶かして浸食しはじめ、最終的に1cm近く陥没してしまった。皮膜は専用の塗料があるらしいのでそれを使うほうがいいでしょうね。で、硬化したファイバーパテの強度はといえば、ものすごく頑丈です。出せるかぎりの力で思いっきりペンチでぶっ叩いても、表面がちょっと白っぽくなるだけでビクともしない。さすがクルマ用!この強度はどこかに使いたい。

< http://www.yoshii.com/dgcr/fiberputty.jpg >

【吉井 宏/イラストレーター】

ScanSnap、もうスキャンするものがない〜。延べの厚さにして2.15mの、ScanSnap処理数週間分の本の残骸の山。(スキャンしないで処分するものも一部含んでます)
写真 < http://www.yoshii.com/dgcr/scansnapbooks.jpg >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「映画サービスデーの広告、兼、マナー広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。アヌシー国際アニメーション映画祭2010 TVシリーズ部門にノミネートされてましたが、受賞は逃したようです。

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TDW_1935

2010/06/23

■グラフィック薄氷大魔王[225] ScanSnap、カッター裁断のコツ

■グラフィック薄氷大魔王[225]
ScanSnap、カッター裁断のコツ

吉井 宏
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この数週間で、厚さにして約2メートルの本・雑誌・ムック本をScanSnapしました。文庫など字だけの本はほとんどスキャン終了。本棚は目に見えてスカスカになってきました。過去数年間のどこかの時点でこれをやる決心がついてれば、数千冊分のPDFができてたかと思うと、処分した本がホントにもったいない。

「読書家」の人たちは一ヶ月に何十冊も読むわけで、彼らの半年分にも満たない本をいっしょうけんめいスキャンして残してるのはバカバカしく見えるかもしれない。でも一応、引越の時にどうしても処分できなかった選りすぐりの本ばかりなんです〜。

で、集中してScanSnapしてると、「これはコツかも」って気づくことが多い。ちょっとメモしてみたら、記事になりそうだったのでまとめてみました。こういった作業に慣れてる人にはわかりきったことでしょうけど。

○カッターによる裁断編

ScanSnapスキャン時に一番多い失敗は、糊でくっついた2枚が同時に引き込まれてグチャグチャになること。なので、背・のどの部分は深めに切り、糊でくっついてるところを皆無にしておく。ペラペラめくって確認する。

無理なく切れる厚さに分ける。切る力が少なくて済むし、垂直に均等サイズに切れる利点もある。

幅の広い定規を使う。立って肩から垂直に体重をかけ、掌で押さえると疲れない。手先で定規を押さえると疲れるし、親指を切る危険がある。掌で押さえると通り道近くに指がないので安全。

手前ほど力を入れて切ると平均的に切れる。たいてい、奥の切りはじめが力が入るので先に切れ、手前が切れないまま残ってケバケバになるので。

主に大きいカッターを使う。刃が厚いのでしならず、垂直に切れる。刃はできるだけギリギリの長さだけ短く出して使う。大きく出すとしなるし、折れる危険がある。普通サイズのカッターはコート紙など密度があって硬い紙の切り終わりあたりで使う。

カッターは、チキチキ式よりネジ止め式のほうが大量切り作業に向いてる。

カッターの刃の先端に衝撃を与えない。机の端にカッティングマットと本の端を合わせ、切り終わったカッターが本の端からはずれてカッティングマットに激突するのを防ぐ。つまり、切り終わったカッターに宙を切らせる。こうするとカッターの刃がだんぜん長持ちする。

カッターの刃は、折り線の入ったところから折る必要はなく、ペンチで数mmずつ折って使えばいいんです。切れ味に関係するのは先端だけなので。

力を入れて5回で切るより、あまり強くせず10回で切るほうがラクだしきれいに切れるっぽい。

カッティングマットの下に滑り止め(ハンズで売ってるアミアミのヤツ)を敷いて切ると、強く切ってもズレなくて非常に具合がイイ。ぜんぜん効率がちがう。定規の下にも滑り止めするとさらに切りやすくてびっくりする。

何十冊でも、一気に裁断しておく。裁断はちょっと気合いがいるので、スキャンするものがなくなると、そこで作業が止まってしまうので。

何にしても、カッターを使うときは一瞬たりとも気を抜かない。刃の通り道や力余った行き先に気をつける。

○ScanSnap編

しおりとか新刊案内のチラシ等が入ってることがあるので注意する。しおりのヒモや付箋も取り除いておく。

ScanSnapの設定で、文字主体の本は「文字をくっきりする」をオン、絵や写真主体の本はオフにする。

紙の束を取り込み口に置くとき、奥ほど下になるようにあらかじめ斜めにずらしてから置く。

スキャンする前の紙の束の置き方を決めておくと、ページの上下や順番を間違えなくて済む。

読み込み失敗しやすいのは雑誌「Pen」などの薄いツヤツヤの紙。枚数少なめでスキャンするのが安全。

一度に分厚い束を入れると重みで滑りが悪くなって失敗。かといって、少なすぎると軽すぎて引き込まなくて失敗することがある。紙の種類によって束の厚さを変える。

ScanSnapの排出口の下に、スキャン済みの紙が散らばらないように木片などを置いて囲いを作っておく。紙の束がまとまるので処理しやすい。

置いた枚数がなくなる前に追加しなきゃと焦りがちだけど、終わってからでもスキャンボタンを押して継続読み込みすればいいので、気にしないこと。連続スキャンを気にしてると他のことが何もできなくなる。

読み込み失敗しても、ダイアログに出ている読み込んだ最後のページの次のページから平然とスキャンを継続。たいてい問題なし。

カバーはフラットベッドスキャナで全体をスキャンし、表紙だけ使う。折り返しに大切な情報があったりする。

○PDF編

Acrobatの設定など、正しいやり方なのかよくわからないんで、また別の機会にします。

先週、「i文庫HDは表紙のみ表示ができない」と書きましたが、「先頭頁は見開き」をオンにすると、表紙のみで表示できますね。これで表2をわざわざ削除しなくても大丈夫。で、Macのプレビュー.appでも自動で表紙だけ表示になるし、Adobe Readerでも大丈夫。ところが、Acrobat Proでは書類の初期表示を表紙表示にしておいても、なぜか自動ではそう表示されない〜。

【吉井 宏/イラストレーター】

そういえばMac miniの新しいのがようやく出たんですね。薄い! それこそCintiq12インチの裏に両面テープで貼って使ってみたい。ところで、Evernote、有料版はiPhoneやiPadでもオフラインで見れると聞いてたのに、オンラインでないと読めないノートがある。と思ったら、「オフラインのノートブック」をオンにしなくちゃいけないことにようやく気づいた。設定すると、全ノートがダウンロードされてiPhone・iPad等に保存され、それでオフラインで見れるのでした。

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場
映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「マナー広告、兼、映画サービスデーの広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25 〜 18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。アヌシー国際アニメーション映画祭2010 TVシリーズ部門にノミネートされてましたが、受賞は逃したようです。

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TDW_2743