2011/08/21

HPがパソコンから撤退?


パソコンが売れないから撤退じゃなく、Dellに一時期抜かれたことがあるものの、HPは今でも世界で一番PCを売ってるメーカー。売れてる割に儲けが少なすぎるのが原因で撤退らしいです。プリンタとかはどうなっちゃうんだろ? 次に買う複合プリンタはかっこいい薄型のHPにしようかなと思ってた。日本で普通に量販店で目にするHP製品ってプリンタだけだったし。

僕はノートPCもプロジェクタも買ったことあるけど、他にどんな製品を作ってるかなとあらためて見てみたら、一般向けパソコンって割と少なかったりする。業務用の機械がほとんど。そういえば、HPが3Dプリンタに参入って、昨年中に製品出すとか書いてあった気がするけど、そっちはどうなったかな?

Windows PCは、結局どのメーカーが作ってもそれほど変わらず、価格競争もあって生産はどこも中国。メーカーの儲けはギリギリ。レッドオーシャン(最近覚えた)ってやつ。たぶんAndroidも同じことになるんだろう。

ビジネス的にはシェアって考えを持ち込まざるを得ないんだろうけど、MacやiPhone/iPadは他とは別ジャンルの製品群。おまけに、どちらか一方しか使っちゃダメではなく、両方使えるんだから。シェアの考えでは割り切れない。

「マッキントッシュ赤裸々な真実」って本(2003年)に書いてあった、「Appleはシェアは小さいけどちゃんと利益を出してる。シェアと利益は無関係。利益さえ出してれば生き残る」って話の証明みたいだ。2003年にはそうやって「Appleはつぶれないんだ」って自分に言い聞かせる感じだったけど、いまだにちゃんと利益を出せる製品を作って細々どころかバカ売れしてる。そりゃ世界最大の企業にもなるわ。

他と互換性のないMacやiOSはPCやAndroidみたいに食い合いにならない分、調子が良ければロケットみたいにぶっ飛んでいく。Windows PCやAndroidの連合軍で有利なのは全社合わせたシェアだけで、利益は食い合いになりますもん。Androidなんか、シェア全体のパイを無数のメーカーが分け合うみたいなことに最初からなっちゃってる。

新しいゲームを作って一人でやれば、確実に一等賞。これってもちろんクリエイターや作家にも言えるわけで、ライバルの多いジャンルで食い合って消耗するより、別のジャンルやスタイルを作って一人勝ち。してみたいな〜。

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