2011/10/29

新Bambooのタッチ&ワイヤレス!


新しいWACOM Bambooの小さいのを買ってきたのでレビュー。先日リニューアルした三代目Bamboo。MacBook Airといっしょに持ち歩くモバイル用途が主な目的です。intuos4はSサイズでもMBA 11インチに匹敵する重さと厚さなので、薄くて軽いBambooは魅力的。表が黒、裏は黄緑色。前モデル同様にペンを差す帯がついてます。かわいいピンクバージョンには惹かれるけど僕が使ってたら引かれる。



実は、発表された当初、「ぜんぜんダメじゃん!」とナメた勘違いツイートをしてまして(※注1)、その後、お店でちょっといじって「割といいんじゃない?」と考えをあらためましたが、購入して使ってみたら「うおお! これはかなりイイイ!! 」にまで進化しました。ペンタブレットとしての描画性能は前モデルと同等。intuos4のON荷重1gの繊細さにはかなわないけどintuos3に匹敵。ペンがラバーコーティングされて描きやすくなってます。それでもビニールテープを巻いてグリップを作りましたけどね。

USBケーブルは従来のタブレット本体直付けでなく、intuos4のようにミニUSBコネクタで抜き差しできるようになってます。今まで太くて硬くて長いUSBケーブルがのたうって邪魔でしょうがなかったのです。同梱されてるのは細くて短めのケーブルだし、さらに短いケーブルを用意して使うこともできます。ただし、標準のミニUSBプラグではなくデジカメなどで使われてるような薄型ミニUSBの一種なので入手しにくそう。こういう部分は標準のプラグにしてほしいなあ。

●タッチ機能でジェスチャー操作

Magic Trackpadとほぼ同等の操作がタブレット上で可能(Launchpadを起動する操作など一部のジェスチャーは未対応)。以前のモデルよりタッチの機能は格段に増えてるし、スクロールの方向もLionと同じ。つまり、Magic Trackpadとペンタブが兼ねられる! ってことは、Magic Trackpadの置き場所に困らなくて済む!

慣れ具合によっては、大きい方のBambooをメインタブレットとしても悪くないかも。マウスもMagic Trackpadもなしで、ペンタブとキーボードだけでイケるってのはスゴイ! MacBook Proだけで仕事する場合、乗り上げさせたタブレットにトラックパッドが隠れてしまうため、スクロールだけのためにマウスかMagic Trackpadを使う必要があったんです。

ペン操作とタッチを同時使用するときの誤動作は少々ありますが、実用にならないほどではないです。描画がメインの作業のときはタッチはオフにすればいい。タッチをオフにするのはペンタブ上の大きなボタン一発。前モデルではなぜか試したことがなかったけど、摩擦調整のために紙を敷いた上からタッチ操作が使える! コピー用紙数枚や薄いプラスチックの下敷きくらいぜんぜん平気! (タッチのジェスチャー操作は前モデルからですが、カッティングマットを敷いてたのでほとんど使ったことなかったんです。)

●ワイヤレスキット!


新Bambooの目玉は、別売りのワイヤレスキットを組み込むと無線ペンタブになること。キットの中身を本体裏のフタを開けて組み込む。USBのレシーバーはパソコンに差す。本体横にレシーバーを収納するスペースもあります。携帯電話のコネクタ扉のようになってます。



ペンタブのワイヤレス化を強く要望してたくせに、BluetoothのFAVOやintuos4が実現したとき使ってみたところ、バッテリーの減りが気になっちゃってダメでした。接続直後にユラユラとちょっと不安定になることも。Bambooの2.4GHzRF方式ワイヤレスはすぐ繋がって安定してます。ワイヤレスの連続使用は8時間程度らしいけど、バッテリーを2〜3個くらい用意してローテーションすれば完全ワイヤレスで使える。モバイルでもケーブルゴチャゴチャにならず、快適。

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