2011/12/19

とっても滑らか、スラスラ

鉛筆やボールペン。日本の製品ってほとんどが「とっても滑らか、スラスラ」って方向ばかりに行ってるけど、僕はといえば滑らかすぎて書きにくい。適度に摩擦がないと書きにくいと思うのだが。

特に鉛筆。uniとかスルッスルに滑らかだけど、あれで字や絵なんか書く気がしない。その点、ファーバーカステルは摩擦があって描きやすい。ステッドラーも。メーカー品じゃない安い鉛筆がいい感じです。実は数年前にもらった宣伝ロゴ入り鉛筆が非常に描きやすくて、思いついて書いた次第。

ファーバーカステルのGrip2001っていう三角断面でラバーのポチポチ付き鉛筆の書き味が好きなんだけど、三角で持ちにくいのでペンシルホルダー必須なのと、ラバーが風化して周囲にくっついたり汚すのが欠点。芯は他製品と共通なのかな? つーか、芯ホルダーやシャープペンの芯。いろいろ買いすぎて、今の調子で使ってるとおそらく今後500年は芯を買わなくていいかも。

日本語は漢字とかで画数が多いから滑らかでないと疲れやすいとかの意見があるんだろうけど、滑らかスラスラって謳い文句が一人歩きして書きやすいのと別の方向に無駄に進化してるような気がする。

ノートの紙も同様。やはり滑らかを売りにしてたりする。RHODIAやモレスキンやMDノートの紙は摩擦ちゃんとあるぞ。コクヨはそのへん気がついたらしく、ルーズリーフ用紙で「しっかり書ける」っていう紙を出してる。これは鉛筆やシャープペンが滑らなくていい感じ。この方向が拡大していくといいな。

要するに、滑らか具合が進んだ結果「ガラスに書くような滑らかさ!」になったらさすがに誰も喜ばないでしょ?ってことは、最適な摩擦がどこかにあるわけで。それは滑らかさ優先とは意味がちがう。

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