2015/11/07

ML展/下地の処理

●下地の処理

調べてみると、ポリアミドはポリエチレンなどと同じく塗装がむずかしいらしい。サンドペーパーを粗くかけてガサガサ状態で塗れば大丈夫でしょう。

無臭制作の一貫で、サーフェイサーの代わりにアクリジョンで下地塗りしてみた。べっとり分厚く塗るのには都合がいい。ドライブースで乾かして削ってみると、多少弾力があるものの普通に削れる。ただ、電動サンダーで急激に磨くと、摩擦熱のためなのか撚れて消しゴムのカス状にヤバい削れ方をする。細目のサンドペーパーでゆっくり磨くしかしょうがない。


片方はアクリジョンを使わず普通にラッカーサーフェイサーを使った。原型完成状態まで来た。ここまで2つで延べ3日くらいだから、かなりマシ。



しかし、今までは完全一体型ばかりだったから、パーツの多さには閉口する。目とか口のパーツはドライブースの底に落っこちそうでヤバいので、ハレパネを切ったものにくっつけて扱ってる。


●ポリアミドの弱点

ポリアミドって粉体焼結とかいう方式なんだけど、出力物の奥まったところに固まってる粉を落とすのがかなりたいへん。爪楊枝とかでほじったり歯ブラシでガシガシやったりしても落としきれない。

やっぱ硬すぎてなかなか削りがはかどらない。ナイロンだけあって、サンドペーパーで削ると繊維状に毛羽立っちゃうのが困りもの。上塗りして削るとまた繊維が出てくる。

多孔質っていうのか、水が染みこむ。洗うとなかなか乾かない。塗料も染みこむから一回目は目止めな感じ。あ、水洗いした後の重量のちがいを計っておけばどのくらい染みこむかわかったのに。染みこむからこそ染料で着色できる利点もあるんだけど。

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